第79回 新星堂町田東急店さん

全国のスゴいお店を紹介していく「つのはず誠の“元気が出る<CD>ショップ”」。第79回は東京都町田市にある新星堂町田東急店さんです。(以下、敬称略で新星堂町田店と呼びます。)

前回、“いきものがかりの聖地”としてじょいふるミュージックを紹介した際、「むむむ、いきものがかり、やるのう・・・。でも、こちらも凄いぜよ!」と各方面からただならぬ殺気(?)を感じたので、紹介せずにおれなくなりました(笑)。こちら、新星堂町田店は、お店の中に“愛子堂”なるaikoファンが土日ともなると、リリースもないのにわんさか訪れる名物店なのでございます。その様子は、地域新聞やWebサイト(例えばこちら)にも報じられるほど、“町田といえば、愛子堂”、しかもaiko本人公認なのです。

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まるで、毎日がaikoのCD発売日のようなお店の入口。

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念のため、通常コーナーは、さすがの新星堂レベルでオールジャンルに詳しいのです♪

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aikoコーナー。過去のPOPやら、aikoへのお便りコーナーやら、aikoへの愛でいっぱいになっています。

もともとルミネにあったので、女性のお客様が圧倒的に多かったように思いますが、昨年8月にこちら東京町田ツインズに移転してから、シックな黒ベースの背景となり、30代以上男性のお客様も増えたとのことですが、愛子堂は健在です!つーか、パワーアップしています!!お便りコーナーあり、まるでファッションブランドのようなショー・ウインドあり、トドメに全作品の面陳コーナーあり、随所に見られるコメントにおける愛情のダダ漏れ感は半端ないっす!(ちなみに、ファンの方によるブログも多数見つかりますが、ここもかなり凄いです!)

なお、それ以外のコーナーも、新星堂らしくオールジャンルで良質な音楽をわかりやすくコンパクトに紹介されているし、ヘッドホン・コーナーも可愛らしく陳列されているし、aikoファン以外の方も十分楽しめます。いえ、aiko周りで楽しんだ方は、お布施として何か買っていっていけば、きっとご利益があるはずです(微笑)! 次に、アルバムチャートを見てみます。

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なんとショーウィンドーの中にもaikoコーナーが!アパレルショップの特定ブランド以上の扱いです!

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そのウインドーの中も可愛いディスプレイやら映像やらでいっぱい。勿論ゆる~いイラストも大量にあります!

愛子堂1

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見よ!全シングル、全アルバム、全DVDが発売順に陳列されたaikoコーナー。こりゃもう博物館レベルです。

CDショップ大賞1

CDショップ大賞2
aikoコーナーを見てしまったらシンプルに見えますが(笑)、マキシマム ザ ホルモンはじめCDショップ大賞コーナーもポイントが高いです。

新星堂東急町田店 週間アルバムTOP10(2014/2/24~3/2)
順位 作品名 アーティスト名
1 新世界 ゆず
2 RIDE ME SUPER JUNIOR DONGHAE
& EUNHYUK
3 フィードバックファイル2 ASIAN KUNG-FU GENERATION
4 GLOCAL HY
5 BON Voyage 倖田來未
6 ONE SONG FROM TWO HEARTS コブクロ
7 ミッドナイト・メモリーズ ワン・ダイレクション
8 ROCKS2 甲斐バンド
9 青春のゴールデンポップス V.A.
10 氷上のクラシック V.A.

1位は、aikoとも仲がよく、またファンの掛け持ちも多いゆず。2位以降も、アーティスト色が強い感じがするし、さらに8位に甲斐バンドのセルフカバー集、9位に昭和の洋楽ヒットを詰め込んだオムニバスもランクインしていて、オジさん世代もしっかり取り込んでいるのが分かります。最後に、オススメ作品のコメントをいただきました・・・って、ここでもやっぱりこの方です!(笑)

aiko『君の隣』

『きっかけはライブでした。』と語るaiko。どんなに楽しくうたっていても、その時間は過ぎてしまう。私たちのライブが終わってしまったら、帰りの電車、お風呂上がり・・・、どこかのタイミングで必ず我に返ってしまう瞬間がある。ライブだけじゃない。大切な一瞬一瞬は、留まることなく流れ過ぎ去ってしまう。だからこそ、今隣にいられるこの瞬間を逃してしまわないよう、大事に大事に歌う。誰よりもライブという空間を愛しているaikoから私たちへのメッセージなのではないでしょうか。

カップリング曲の「舌打ち」は、衝動的な歌詞が印象的なロックチューン。「朝寝ぼう」毎日生きていれば我慢することもある。悲しいこともある。だけどなにげない幸せ、例えばすごく晴れた日だとか、休みの日にする朝寝ぼうだとか・・・。“それって凄いことなのよ”と、楽しく過す大切さを、aikoはいつも教えてくれます。

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DVDにも愛のあるコメント多数です!

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ヘッドホン・コーナーの展開がオシャレ可愛いのです♪

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新星堂も「どれ3(どれでも3枚)」コーナーや、キッズ向けDVDコーナーに注力されています♪

なんでしょう、この語っても語っても語り尽くせぬほどの愛情。そして、その絶対的な強さ。知人の50代夫婦で、10代の頃からダンナさんのことが大好きで、結婚してからもずっと褒め続けていて、いつもニコニコされている奥様がいらっしゃるのですが、誰がなんと言おうと好きであり続けることが、その方の生きがいだけじゃなく、結果として万人をも惹きつけてしまうんだな~と、私はその方からも、そして新星堂町田店からも教えられたような気がします。やはり、この愛情の強さが示せるのは、リアルショップならではだな~とあらためて勉強になりました!またお邪魔させて下さ~い♪

つのはず・まこと。1968年京都府出身。地元国立大学理学部修了→化学会社勤務という理系人生を経て、97年に何を思ったか(笑)音楽関係の広告代理店に転職。以降、様々な音楽作品に携わり、05年にT2U音楽研究所を設立。現在は、本業で音楽分析やCD企画をする傍ら、日経エンタテインメント!、共同通信、歌ネット、日経トレンディネット、月刊タレントパワーランキングなどでも愛と情熱に満ちた連載を執筆中。Twitterは@t2umusic
3/5に発売された森昌子の洋画主題歌の日本語カバー集『時の過ぎゆくまま~心のスクリーン~』にうっとり。ヒット歌謡を多数こなしてきた森昌子ならではのソフトな歌声はそのままに、歌と歌の間に挿入される台詞(杏里などのヒット曲で有名な吉元由美が構成)が興味深い。例えば、
「最近、ちっとも泣いてないの・・・」
「男のやせ我慢がカッコよく見えたのは、随分大人になってからよ・・・」
「誰にも言えない想い出が私にもあるの。友達だから分かるでしょ?」

などなど、結婚、出産、離婚、歌手復活、更年期障害等を経た今の彼女だからこそ深まる言葉に、ふと立ち止まる人も多いはず。是非、お店のBGMに流してみてはどうでしょう?意味深なお店になるかと思います!

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