全国のスゴいお店を紹介していく「つのはず誠の“元気が出る＜CD＞ショップ”」。第52回は、栃木県宇都宮市の新星堂宇都宮インターパーク店 （さん、以下敬称略）をご紹介します。

　宇都宮市には、新星堂が宇都宮駅前のララスクエアの他に、駅から10kmほど離れた・・というかまさに宇都宮上三川ICすぐそばのインターパークにもあります。かつてはオリオン通り（斉藤和義の名曲！）にあったカルチェ５も素敵なお店でしたが、今はこの郊外店が大人気。北関東は、自転車をひょろひょろ運転しようものなら、思いっきりクラクションを鳴らされるほど（何度も経験（苦笑））の超クルマ社会でして、このインターパークは、多分全国的にみても最大級のショッピングモールだと思います。（「インターパーク」でググって航空写真など見ていただければ、その広さが一目瞭然。）かつてインターパークには、別のCDショップが入っていてその時代から“凄い売上げになる”と聞いていましたが、そういうファミリー層が大量に来られる所だと、やはり新星堂さんはノウハウを発揮されているな～と感じました。

エントランスに「駅弁大会記念期間限定１５％OFF」の文字発見。多少強引でもフックをつけてアピールするのは大事ですよね（微笑）。

レジ近くにクリスマス・ツリーもお目見え。財布のひもを緩ませるにはムード作りは重要（笑）。

こういうお店があるからこそ、ヤマタツさんの「クリスマス・イブ」２４年連続ランクインがあるのですね。今年も期待していますよ！

JUJUとかBENIとかカバーとか、女性シンガーがてんこ盛り！J・U・J・Uの文字も踊っています♪

　まず、なんといってもキッズ向き商品の品揃えが半端なく多い！しかも飾り付けも丁寧で、親しみやすいし、急に子供がグズりだしてもここに来ればなんか面白いCDやDVDがあるはず！なんて思うんじゃないでしょうか。

　また、キッズものに限らず、洋画・邦画のDVDやBDの多さにもビックリ。しかも、この連載でお馴染みの「どれ3」（どれでも3枚○円）などの廉価版コーナーだけじゃなく、通常作品が本当に豊富で「えっ！こんなに出ているの？」と発見すること多数。各ソフト業界関連の発表でも、「映像ソフトは、リアルショップの売上げが下がり、ネットショップが過半数となった」なんてデータもあるので、これだけ並べても価格競争で不利なんじゃないかと、私など素人は余計な心配をしたのですが、店長の中曽根さんにお尋ねすると「年配層は、在庫がすべてで価格は二の次。ポイントカードを不要の方も多い。何より、1番のポイントはスタッフが好きなものをきちんとオススメしているということでは」と、なんとも正しいお答えがあり、何だか私の方が、汚れてしまっているようで（汗）恐縮してしまいました。そうですよね、何十kmも離れた遠方からも来る人が多いので、ここで現物をきちんとお見せする、きちんとオススメする、って凄い魅力なんだと思いました。

やっぱりファミリー層に大人気のお店ゆえディズニー・コーナーは欠かせません。キャラクター・マスコットも可愛い～！

こちらキッズ・コーナーも充実。かつ、キレイ！飛び出たポップに目を奪われますね。

洋画、邦画別にきちんと揃えられています。私などは、音楽/映画ともに洋邦の区別を意識して楽しみますが、映画もそういうお客様が多いということですかね。

『スパイダーマン』のPOPに、こっそり「カメオ出演探してみてね」なるワンポイント・アドバイスもグー！

廉価版も投げ売りな感じがなく、丁寧に扱われていて、そこに「愛」を感じます。

　そして、やっぱりスペースも広く、店内を歩いていてもいかにもリッチなお客様が多い為か、楽器コーナーも広々～。住環境が良いから、近隣を気にせずに演奏できる人も多いのでしょうか。あと、演歌・歌謡曲のほか純邦楽や落語も非常に多く、この辺も年輩のお客様を意識されていますね。次に、アルバムTOP10をご覧ください。

楽器コーナー。ギターの色とりどりが良いですね♪シンガーソングギターがあっても良さそう～。

ピアノもスペースに余裕を持って設置。確かに、この広い北関東ではピアノ需要も都心とは異なるのでしょうね。

演歌・歌謡曲・落語コーナーの文字フォントが雰囲気だしていますね。ちなみに、ゆったりくつろげるスペースもあるので、足が疲れた時に休むこともできます♪

新星堂ならではの「iPop」（アイドルポップス）コーナーにジャニーズ・コーナー、K-POPとカラフルなジャンルまでシック。