興味深いイベントやフェスが多数繰り広げられる師走。それでもやっぱり年末のお約束はコレでしょう! COUNTDOWN JAPAN 16/17!!観覧したアーティストはチラ見を含む約40組。大好きなアーティスト、2016年を語るには外せないアーティスト、ちょっと気になるアーティスト、一度観ておきたかったアーティスト・・・、色んな想いと期待を胸に、タイムテーブルとともに過ごした4日間。その中からCDショップ大賞受賞アーティスト、ノミネートアーティスト数組の事務局スタッフ・レポートをお届けします。
2016/12/28
■KEYTALK(EARTH STAGE 14:30~)
真冬の幕張メッセを【YURAMEKI SUMMER】で一瞬にして夏に変えてしまったのはKEYTALK!初のEARTH STAGEとは思えないほどリラックスしているのが手に取るようにわかる。めっちゃ楽しんでるメンバーたち!♪ウォーオーオー♪と【パラレル】の大合唱はフードエリアまで届いていたんじゃないかと思うくらいのパワーに満ち溢れていた。そして、【桜花爛漫】と必殺チューンが続く。「みなさんこんにちは。めちゃくちゃ集まってくれてありがとう。下北沢からやって来ましたKEYTALKです。お前ら最高だよ!」と笑顔全開の小野が続けて「お知らせを持って来ました」と4枚目のフルアルバムの告知をする。3/15に『PARADISE』をリリース!待ちに待った4thアルバムだ。更にここで、すでに発表されていたツアーのタイトルが追加発表される。「KEYTALK爆裂疾風ツアー2017~みんなの街でパラリラパパパラダイス~」爆裂疾風!?2017年のKEYTALKを予言するようなタイトルに会場の期待感が高まる!「まずは出すよ!と伝えたかった!」とライブを大事にする彼らならでは発言。「お前ら、新しい曲でもひるまずに踊れますか?Say、ペーイ!」と煽る小野。
1/25発売のシングル【ASTRO】投下でさらに熱を帯びるEARTH STAGE。寺中友将と首藤義勝のツインボーカルが絶妙な【Love me】でちょっびり切なくなって【HELLO WONDERLAND】で再びアゲて来る。持ち時間的にはあと数曲聴けそうなタイミングだったけれど、どうしても観ておきたいバンドが控えていたため、EARTH STAGEを後にしました。
第8回CDショップ大賞2016 ノミネート作品「HOT!」
第7回CDショップ大賞2015 ノミネート作品「OVERTONE」
■WHITE ASH (ASTRO ARENA 14:50~)
12/22。突如された解散発表。“解散ライブ等は行いません”とお知らせにあったので、もしかしたらこれが最後に観られるWHITE ASHかもしれない。と、KEYTALKに後ろ髪を引かれつつもASTRO ARENAへ。【Paranoia】のラストで到着。【J.D.F.R】【Insight】とほぼMCなしでステージに立つ4人はいつもと変わらず、いや、いつも以上に圧倒的な演奏を見せつけている。ピリピリとした空気感すら心地よい。【Pretty Killer Tune】までは頭のどこかで“解散”の文字が頭にチラつき、今まで観たステージをひとつひとつ思い浮かべていた。アルバム『Quit or Quiet』で第5回CDショップ大賞2013ニューブラッド賞を受賞して以降、発売される作品の素晴らしさにいつもドキドキしていた。こんなカッコイイバンドが観られなくなるのか・・・勿体ない・・・。
「ありがとうございました!WHITE ASHでした!ラスト!」のび太がふり絞るように叫び、心あらずだった私は我に返った。ああ、彼らはまだ終わっていない。現在進行形なのだ、と。彼らの“今”だけをちゃんと見届けないと!猛省したのは言うまでもありません。本当に時間ギリギリまで演奏した【Stranger】。この最後の1曲で魅せた渾身のプレイはWHITE ASHとしての頂点だったかもしれない。荒々しさと繊細さが交差するプレイに胸が苦しくなった。終演後に深く深く、時間を掛けお辞儀をしていたメンバー。最後に頭を上げたのび太の顔は凜としていて、清々しささえ感じました。解散についても、今後についても何も語らずでしたが、彼らへの惜しみない拍手が会場に鳴り響きました。ありがとう、WHITE ASH!!!
第5回CDショップ大賞2013ニューブラッド賞『Quit or Quiet』
■四星球 (ASTRO ARENA 17:35~)
夏のROCK IN JAPAN FESTIVALではステージに手作りの花輪が所狭しと飾られていた四星球。COUNTDOWN JAPAN初出演でも、きっと何かやらかしてくれるだろう(笑)とサウンドチェックからASTRO ARENAで待機していると「大切なお知らせです。ぜひみなさまASTRO ARENAにお集まりください」と賑やかなセルフ前説が始まる。「ビクターの社運を懸けて」等々、突っ込み満載のMCで、ライブ始まっていないのにもうそこは四星球ワールド。北島康雄「四星球始まります。COUNTDOWN JAPANにコミックバンドがやって来ました~!」メンバーは某夢の国を模したキャラクターに扮している。見ているだけで幸せな気分になってくる不思議なバンドだ。【絶対音感彼氏】では事前にロボットや指揮者の振付けをレクチャー。一緒に踊れば♪ウィーンガッシャン♪♪ウィーン合唱団♪と4倍増し以上に楽しめます!
「1/25にメジャーデビューアルバムを発売します。ビクターに決めたのはこの先輩がいたからです」「歌っていいですか?」と【世界に一つだけの花】を皮切りにまさかの“Smapグレイテストヒッツメドレー”披露にはびっくりしたが、四星球だからこそのメドレーだったと思う。【Mr.Cosmo】【クラーク博士と僕】と鉄板曲ではヘリウムガスで声を変えたり、フラフープを回したり、身体を張ったステージが続く。「ありがとうございます!四星球です!後1曲になりました・・・」とここ最近の嬉しかった出来事を語り始めた。
「3年くらい引きこもっていた男の子が、友だちに四星球のライブに無理矢理連れられて来たのですが・・・その男の子が元に戻って、なんと法被を着てライブに来てくれたんですよ」と本当に嬉しそうな顔を北島が見せてくれた。「コミックバンドには力があります!」その言葉に嘘はないと、フロアにいたみんなは知っている。全力のステージは紛れもなくROCKだ!ラストは、【コミックバンド】。♪1000の歌をgive me 1つの幸せのために~♪もう終わっちゃうのか~と思っていたら「時間が余ってるから、DJして終わります!」と段ボールの機材でフィナーレ。笑顔になれるROCK!万歳!
第7回CDショップ大賞2015 四国ブロック賞 『もはやCDではない』
第6回CDショップ大賞2014 中国四国ブロック賞『COMICBAND~アホの最先端~』
2016/12/29
■レキシ(EARTH STAGE 12:00~)
会場に到着するとすでにINAHO(レキシグッズの稲穂)があちこちで実っている。トップバッターにもかかわらず、続々とEARTH STAGEに集まって来ている。ホラ貝がブオーッと鳴り響くや否や会場は大歓声に包まれる。ふと振り返ると物凄い数の人、人、人。まだまだ増えそうだ。【KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ】のイントロとともに池田貴史とイルカの着ぐるみが登場!さきほどの5倍くらいの歓声が沸き起こる!イルカの中はもちろん“ヤマサキ春の藩まつり(ヤマサキセイヤ fromキュウソネコカミ)”だ!タイムテーブルが発表された時にこれはもしかして?もしかして?と私も予想していましたが、この曲からスタートするとは(笑)。観客の♪キュキュキュっキュー~♪とQのポーズ&大合唱は、みんなで練習した?と思うくらいの一体感。
【KMTR645 feat.ネコカミノカマタリ】が終わるとヤマサキに続き池田も「ありがとうございました!レキシでした!」と退場しかけ、さすがにバンドメンバーに引き止められる。「やるんだ」と本気なのか冗談かわからないとぼけた一言に会場は笑いの渦。「これ以上の盛り上がりはないと思いますが、改めまして、ケビン・コスナーです。年貢を納めましょう!」と【年貢 for you】に突入。途中♪美しくなりたい~年貢年貢~♪と【リンダリンダ(THE BLUE HEARTS】のメロディーでシンガロング。楽し過ぎて会場にいるみんなの笑顔が全開!。「ちょっとまて、すぐ曲(に)行き過ぎ!」と池ちゃんが慌てる間もなく【狩りから稲作へ】。「ここしかないよ!」「持ってなくても恥ずかしくないよ、持ってる人の方が恥ずかしい!」煽っているんだか、けなしているんだかのMCに会場中のINAHOが天を仰ぐかのように揺れる。
※INAHOの写真はライブ後にファンの方に撮らせていただきました。
「2016年で稲穂を♪この稲穂からの卒業~♪」と【卒業(尾崎豊)】のメロディーで気持ちよさそうに歌う池ちゃんでしたが、「好きな歴史を伝えたいだけなのに。人の曲やん!♪ねえどうして〜歴史好きな事ただ伝えたいだけなのに~稲穂出ちゃうんだろう♪」と【LOVE LOVE LOVE(DREAMS COME TRUE)】で畳み掛けて来る。【SHIKIBU】では十二単に衣装替え。(ここでは【涙のリクエスト(チェッカーズ)】が飛び出す)「やべぇ、4曲もやっちゃったよ、1曲のつもりが」と笑いを誘い、「今一番知られている、CMに使われている曲」「家族は成長する。貴族は成長する。上を見上げてキラキラしていこうか!」と【きらきら武士】スタート!「今年もありがとうございました。来年もよろしく!」と改まったかと思えば「ホントに笑わないカメラマンさんですね。他の人にも心奪われないでね」と途中ずっと気にしていたカメマンさんに語り掛け、♪カウントダウンジャパンが好き~Your’re everything♪と絶妙な【Everything(MISIA)】!ハッピーが溢れるこのEARTH SATGEで、たくさんの人の中で一番楽しんでいるのは池ちゃんに違いない。「今年最後の武士納め!」「武士インザスカイ!」「ありがとうございました!」と叫ぶ池ちゃん。会場が鳴りやまない拍手と笑顔に包まれたのは言うまでもありません。
第9回CDショップ大賞2016一次ノミネート作品『Vキシ』
■キュウソネコカミ(EARTH STAGE 13:15~)
毎年、チラ見でも1組でも多く観たい!とタイムテーブルとにらめっこですが、今日は余裕を持って!と心に決めていました。2013年初出演のMOON STAGE→2014、2015年とGALAXY STAGEだったキュウソネコカミが遂にEARTH STAGEに登場!昨年、混雑でスタートに間に合わなかった苦い想い出があり、レキシの余韻に浸りつつ転換から見守ることに。「一瞬だけ音合わせやります」と【良いDJ】からの「そろそろ本気のリハしたいですよね」とキュウソでは定番の本気のリハ【俺は地球】がスタート!「EARTH STAGEで演りたくてこの曲を持って来ました」とヤマサキセイヤの頭上には地球型の被り物(笑)。途切れることのない入場者にヤマサキは「全員に見せてあげたい」、ヨコタシンノスケは「嬉し過ぎる」「また1回はけて全員でわーっと迎えてくれますか?すでにお腹いっぱい。ありがとうございます。キュウソネコカミです!」とかなり興奮気味だ。
キュウソの1曲目も【KMTR645】だ!大歓声の中、ヤマサキとヨコタに付き添われて登場のイルカの着ぐるみに誰しも池ちゃん降臨?と思いきや、曲が始まろうとしたところで池ちゃんはちいさなイルカちゃんで登場! 最初のイルカの着ぐるみを見て「誰?」としきりに気にする池ちゃんに「中身は気にするな」とヤマサキが応え、笑いの渦。期待はしていたけれど、1日に2度も♪キュキュキュっキュー~♪を体験!なんて幸せなステージのはじまり!2曲目の【MEGA SHAKE IT !】ですでにフルスロットル!イントロだけで大歓声の【ファントムヴァイブレーション】にフロアも全力で応え、【サギグラファー】と加速度を上げる。「次やる曲は、作った時はこんな広いところでやるとは思っていなかった。」「全世界でヤンキーこわいは共通の思いだと思っている」と【DQNなりたい、40代で死にたい】!♪ヤンキーこーわいー~♪のコール&レスポンスの凄まじさに鳥肌が立つ。「まじでヤバイ」と驚きつつ「数人の♪ヤンキーこわい♪からこの景色ありがとう!」と叫ぶヤマサキ。COUNTDOWN JAPAN14/15のGALAXY STAGEで「ここのステージ、キュウソネコカミだけど間違っていませんかーー」と自ら突っ込んでいたヤマサキに見せてあげたい景色だ。
「最高です!EARTH STAGE!もっと踊れるか?【ハッピーポンコツ】~」と煽るヨコタシンノスケ。ハッピーが伝染するフロアを思わず見渡してしまった。奥の方まで人、人、人。こんなにもたくさんの人が!と思っていたところで、「このステージに連れて来てくれてありがとう」と感謝を伝えるヤマサキにいやもう、こちらこそありがとう!でしょ。とフロア全員が思ったに違いない。【ウィーワーインディーズバンド】が終わり「今日は来てくれてありがとう!バンドやっててよかった」とヨコタのキラキラした顔がステージサイドのスクリーンで確認出来た。【ビビった】で「もっと売れたいー!」とヤマサキが絶叫する。こんなたくさんの人が集まったステージで、尚も前に進もうと、上を目指そうしている彼ら。胸アツと一言では言えないものが込み上げて、ウルっとしてしまった。私たちにはわからない葛藤もたくさんあるのかも知れない。いろんな思いが交差していることだろう。照明が落ちる。「自分が主人公だって忘れるな。強く強く2017年を生きて行こうぜ!」と最新シングル【わかってんだよ】でラストを迎えた。ど直球の歌詞がかえって今のキュウソネコカミをリアルに感じられる。「最初で最後にならないように、またお会いしましょう!」とヤマサキの力強い一言で締めくくられた。“2017年楽しみにしているよ!”ステージまで届かないとはわかってはいるが叫ばずにはいられなかった。
第8回CDショップ大賞2016 ノミネート作品『人生はまだまだ続く』
第7回CDショップ大賞2015 ノミネート作品『チェンジ ザ ワールド』
第6回CDショップ大賞2014 ニューブラッド賞『ウィーアーインディーズバンド!!』
■WANIMA(EARTH STAGE 14:30~)
タオルを掲げながら、踊りながら、モデル立ちをしながらメンバー登場! KENTAは撮影スタッフのカメラをいじったり観客に手を振らせたりなんだり、演奏前から自由に振る舞っている。昨年のGALAXY STAGE初登場の時はかすかに緊張感を漂わせていたが、これも緊張を解すためのものなのか?(笑)「業務連絡、業務連絡。」「WANIMA今年最後のライブです。準備は出来ていますか?」1曲目【BIG UP】で♪踊れ踊れ夢中で~♪と会場を煽り、【Hey Lady】ではイントロから大シンガロング!物凄い熱量を肌で感じた。「今年1年お疲れさまです」とKENTAが話し始めると「まだCOUNTDOWN JAPANでやり残したことがある!まだ、この会場を照らしてないんだよ!」とFUJIが叫び、その願いをKENTAつなげる。「携帯のライトを点けて」と説明するや否や会場中が携帯のライトが伝染するかのように広がる。「もう曲やらんでよか~!!!」と満面の笑みメンバー。驚きの光景だ。「クリスマスはひとりぼっちでした」「支えてくれたみんなありがとう」と携帯のライトの下で【ともに】。今年最高のイルミネーションを幕張で目撃しました!【リベンジ】【オドルヨル】【いいから】とアゲアゲのダンスチューンが続き「この大きいステージでみんなと歌いたいなあ」とKENTAがハンドマイクで歌い始めた【THANX】。♪ありがとうを込めて歌った この気持ちに嘘はないと~♪拳を上げながら、手を伸ばしながら思い思いのシンガロング。
「来年も何があってもみんなのことを応援しとるけん」とラストは【for you】。「今年1年いいことなかった人、来年もいいことないかも知れない。でもWANIMAがついているから」。この1年で大飛躍のWANIMAがそこにいる。ただそれだけで、WANIAMAの歌があれば心強い2017年になりそうだ。
第8回CDショップ大賞2016準大賞『Are You Coming?』
■Aimer(COSMO STAGE 17:00~)
アルバム『daydream』が第9回CDショップ大賞2017入賞作品となったAimer。第5回CDショップ大賞 2013でもアルバム『Sleepless Nights』でもノミネートされていたので、一度ライブを観たいと思ってはいたもののなかなか機会に恵まれず・・・。ようやくステージを拝見!気になるアーティストや普段なかなか観る機会のないアーティストをまとめてチェック出来るのもフェスの楽しみのひとつ。1曲目は【Brave Shine】。歌い終えた彼女の「こんばんは、Aimerです。昨年に引き続きCOUNTDOWN JAPANに呼んでいただけて本当に嬉しく思っています。」と一言一言確かめるようなとても丁寧なあいさつが印象的だった。【蝶々結び】【カタオモイ】と野田洋次郎(RADWIMPS)や内澤崇仁(androp)が手掛け話題となったアルバム『daydream』からの曲が続く。
CDショップ店員の推薦コメントにも“数多くのアーティストが参加しており、個性があるのに不思議と心地良さを感じる楽曲ばかりです。”とあったが、それぞれの楽曲の趣は異なるものの、Aimerワールドでしっかりと統一されているのがわかる。真っ白な衣装がライトで様々な色に染まる。まるで彼女の歌声の様だ。どの楽曲にも染まるがAimerであることに変わりない。また、サイドスクリーンには、少しぼんやりと映し出されているAimer。幻想的な世界を更に醸し出している。さきほどの推薦コメントは次の一文で締めくくられている。“本当にステキな歌声。もっともっとたくさんの人に、彼女の歌声を聴いてほしいです。”2017年、彼女の歌声がもっともっと広い世界へ羽ばたいていくことを確信させるステージでした!
第9回CDショップ大賞2017 入賞作品『daydream』
第5回CDショップ大賞 2013ノミネート作品『Sleepless Nights』
2016/12/30
■岡崎体育(GALAXY STAGE 12:00~)
この日は早めに家を出たものの、電車の遅れでかなりギリギリの幕張到着になってしまった筆者。開演前は会場内がかなり込み合うので焦りました~。会場に一歩踏み入れると、もう溢れそうなくらいの人が集まっている。1曲目【Open】にギリギリセーフ!COUNTDOWN JAPAN初出演でGALAXY STAGEですよ!「オープニングアクトだっけ」「なんで予習して来ないんですか?」オーディエンスをいじっているんだか、オーディエンスにいじられてるんだか、クスクスと笑いの広がるGALAXY STAGE。彼を初めて観る人も多いかもしれませんが、岡崎体育のキャラクターならでは、ですね(笑)。【MUSIC VIDEO】【Call on】と「3曲続けて口パクだった」ため「ちゃんと歌おうと思います。下手でもみんなに届くから」「ちょっとでいいから飛んでくれ!」と懇願する岡崎体育にフロアが応える。と、思ったら次は【Voice Of Heart】。例のあれですよ。某音楽番組でも衝撃の走ったあの曲です。もちろん、今回も歌詞を忘れた体で。会場は大爆笑。「COUNTDOWN JAPAN出させてもらって光栄です」「BAND→絆と言う意味がある」と前置きをしつつ「バンドに対して嫉妬心を持っている」とてっくん(ペンギン)と【FRIENDS】。
気がつけばスタート時より身動きが取れなくなって来ているフロア。まだわさわさ人が集まって来ている。岡崎体育やっぱただ者じゃない!「新曲を持って来ました!新曲だから知らない。新曲だからコール&レスポンス出来ないとか・・・岡崎体育がリアルタイムで盛り上げていきます!」と新曲【We Can Get Over It】を始めるが、機材トラブルの体で、アカペラで繰り広げられるコール&レスポンスは凄まじかった。あ、「MacBook Proにパワーを」とパワー注入しているうちに途中で機材は復活してトラックも戻ります(笑)。ラストは「ヘッドバンキングと言う文化をご存じですか。昼イチで首の骨を折って帰りましょう」と【Q-DUB】。最初は筆者もヘドバンしていたのですが、トラックのタイミングが巧妙なのと観客のヘドバンがアッパレ!で、途中から呆然と会場を見渡してしまいました!「ずっと不安で朝からエゴサーチして片っ端からいいね!していた」と午前中不安に駆られていた岡崎体育に見せてあげたいくらい光景!すげぇ!岡崎体育!「27歳なんですけど、30歳までにさいたまスーパーアリーナでワンマンを演ります!」と公言している彼の、28歳の2017年も期待しかない!
第9回CDショップ大賞2016 一次ノミネート作品『BASIN TECHNO』
2016/12/31
■RADWIMPS(EARTH STAGE 23:25~)
映画「君の名は。」で一躍時の人(音楽)となったRADWIMPS。第67回NHK紅白歌合戦出演後のライプでもありEARTH STAGEが人の波でもまれている。今か今かと待ち受けるフロアの熱さを早くメンバーに感じて欲しいくらいだ。野田洋次郎が【夢灯籠】を歌い出すと揺れるかと思うくらいの大歓声。♪あぁ このまま僕たちの声が 世界の端っこまで消えることなく 届いたりしたらいいのにな~♪・・・世界はともかく、日本中に彼らの歌が届いているのは言うまでもありません。ロックとかバンドとかジャンルとかいろんなものを超越してしまった2016年のRADWIMPS。【君と羊と青】での大合唱の辺りから、実のところ記憶が飛んでしまっています。手を伸ばし、拳を上げ、歌い、叫び、踊る。何て幸福な時間なんだろう。今更ですが、音楽の素晴らしさや可能性を改めて教えてもらったような気がします。新たな気持ちで新年を迎えることが出来ました。ありがとう!と心の底から思いつつ幕張メッセを後にしました。
CDショップ店員の推薦コメントに“聴きやすいポップなメロディーから変調的なメロディー、心に沁みる歌詞から不可解な歌詞まで彼らの作る音楽はとても幅広い。”“メンバー活動無期限休養というバンド史上最大の苦悩の中で生まれたアルバムは、温かさと優しさに溢れていました。”
とありました。アルバム『アルトコロニーの定理』で第2回CDショップ大賞2010にノミネートされた頃からCDショップ店員に支持され続けているRADWIMPS。映画やTVや等で彼らを知った方には、ぜひアルバム『君の名は。』『人間開花』を手に取って聴いて欲しいです。
第9回CDショップ大賞2017 入賞作品『君の名は。』
第9回CDショップ大賞2017二次ノミネート作品『人間開花』
第2回CDショップ大賞2010ノミネート作品『アルトコロニーの定理』
以下、4日間で観覧した中で、CDショップ大賞受賞&ノミネートアーティストの写真のみではありますがご紹介します!
(取材:田中“けろりん”友紀子)
■水曜日のカンパネラ(12/28 GALAXY STAGE 14:10~)
第8回CDショップ大賞2016準大賞『ジパング』
■でんぱ組.inc(12/28 GALAXY STAGE 16:20~)
第8回CDショップ大賞2016ノミネート作品『WWDD』
■Perfume(12/28 EARTH STAGE 17:00~)
第1回CDショップ大賞2009準大賞『GAME』
■BLUE ENCOUNT(12/29 GALAXY STAGE 15:15~)
第8回CDショップ大賞2016九州ブロック賞『≒』
第8回CDショップ大賞2016ノミネート作品『≒』
■くるり(12/29 GALAXY STAGE 18:30~)
第7回CDショップ大賞2015入賞作品『THE PIER』
■go!go!vanillas(12/29 COSMO STAGE 19:00~)
第7回CDショップ大賞2015ノミネート作品『Magic Number』
■クリープハイプ(12/30 EARTH STAGE 13:15~)
第6回CDショップ大賞2016入賞『吹き零れる程のI、哀、愛』
第5回CDショップ大賞2013入賞『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』
■KANA-BOON(12/30 EARTH STAGE 15:45~)
第6回CDショップ大賞2014 最優秀新人賞『DOPPEL』『僕がCDを出したら』
第6回CDショップ大賞2014 ニューブラッド賞『DOPPEL』『僕がCDを出したら』
■never young beah(12/30 ASTRO ARENA 16:40~)
第9回CDショップ大賞2017 一次ノミネート作品『fam fam』
第8回CDショップ大賞2016ノミネート作品『YASHINOKI HOUSE』
■a crowd of rebellion(12/31 ASTRO ARENA 21:30~)
第5回CDショップ大賞2013甲信越ブロック賞『Hydrangea』
■THE BAWDIES(12/31 GALAXY STAGE19:40~)
第2回CDショップ大賞2010 大賞『THIS IS MY STORY』
■夜の本気ダンス(12/31 GALAXY STAGE 22:00~)
第8回CDショップ大賞2015 関西ブロック賞『By My Side』
CDショップ大賞実行委員会は、受賞アーティストを継続して応援して参ります!