"it"
- 新星堂上大岡店 冨岡のどか
私は、音楽にたくさんのきっかけをもらいました。
高校生の頃、この世の終わりみたいな気分で、
眠れずにひとり、夜中のラジオを聴いていました。
BUMP OF CHICKEN、LOST IN TIME、syrup16g、OUTLAW、より子、BUNGEE JUMP FESTIVAL...そこから流れてきた音楽たちが、その後、私を街へ、人の輪へ、連れ出してくれたのでした。
そんな私が街で出会い、多くを教わった音楽をご紹介します。
ピアノシンガーソングライター、島崎智子さん。
島崎さんの音楽は、心音ロックだと思います。
心が鳴くように、ピアノが鳴って、うたう。
誰にでもわかる言葉で誰にもわかってもらえなかったことを、うたう。
私しか知らないはずのことを、うたう。
口に出して言えずにいたことを、大きな声でうたう。
決めたことも、大きな声でうたう。
何が何でも、うたう。
私がはじめて島崎さんと出会ったのは、2年前の夏。
下北沢駅の南口。キーボードを前に、地べたにぺたっと座って、
白いワンピースのおねいさんがうたっていました。
通路を挟んだおすし屋さんの前にしゃがみこんで、ききました。
終電間近の雑踏の中、アンプもつないでないのに、
その音はまっすぐ、私に届いたのでした。
買って帰ったファーストアルバム「mebalance」は、
心のプールに深く潜ったような音がしました。
秋にはセカンドアルバム「GoodLuck」をリリース。
あの日の夕暮れも、風のにおいも全部、うたになっていました。
そしてサードアルバム、「"it"」。
弾き語り一発録音3部作の、完結編です。
涙も、笑顔も、決意も。
いっぱい、いっぱい、詰まっています。
言葉にはできない。全部、うたってある。
今日のため、そして、明日のためのアルバムです。
ひとりでも多くの人に、きいてもらいたい。
私は、たくさんたくさん音楽に助けられてきた人間ですが、
助けられるだけじゃない。それより大切な「自分で歩く強さ」を音楽に教わりました。
自分自身をみつめること、自分の道は自分でつくるという決意、
音楽に背中を押してもらって少しづつ、できてきたように思います。
今は何が何でも、進む。あめが降っても、胸張って歩くのだ。
最後に。
あの日、廃盤のCDや、曲名しか分からないCDを、
丁寧に探してくれたCD屋の店員さん。
音楽を通じてつながったたくさんの人たち。
お店で見る大好きなCDを手にしたお客さんのきらきらの笑顔。
音楽を愛する新星堂の先輩たち。
これらの出会いがなければ、私はここまで進めていません。
心から、ありがとうございます。
読んでくださった方にも、すてきな出会いがありますように。
お手伝いできるよう、私はお店で日々精進します。
新星堂上大岡店 冨岡のどかさんオススメのCD!!
-

- 島崎智子
“it”








