これぞライヴの醍醐味!ブラッククロウズのオフィシャルブートレグ
- レアCDの通販専門店ムジーク・ロック店長 ワカマツテツヤ
ボクがバンドマンを志していた、二十歳そこそこの若かりし時代、夢中になって聴き狂っていたバンドがいくつかありました。
その中でも、60-70年代のアーシーなアメリカンロックサウンドをベースにしながら、ブリティッシュロックのエッヂを加えた演奏が目新しく、また演奏するのが楽しくて仕方がないというフレッシュさを兼ね備えたライヴバンドとして、猛烈に魅力的なオーラを放っていたのがブラッククロウズ The Black Crowesでした。
彼ら初のジャパンツアーが行われた1992年、地元大阪でのライヴに足を運んだ時に目撃したパフォーマンスは、とにもかくにもカッコいい!の一言。その上に全編を通して中毒性の高い、独特のライヴ演奏に目一杯ノックアウトされました!
それからというもののの、彼らに取り憑かれたボクは、徹底的に音源や映像などあの手この手を使って集めまくることに。
おりしも当時は傑作セカンドアルバム「The Southern Harmony and Musical Companion(90年代ロックアルバム最高峰の一枚!)」発表直後。楽曲のクオリティーもめちゃくちゃ高いだけでなく、ワンアンドオンリーのグルーヴを生み出すリズムセクション、レイドバックしたオルガン、野太いリズムギターと鋭く切れ込むリードが絡みつくツインギター、そして何と言っても天賦の才能に裏打ちされたスター・ヴォーカリストの存在はとてつもなく大きく、二十歳そこそこのボクにとっては彼らのパフォーマンスが猛烈に刺激的でした(同世代のバンドということもあり、より親近感が湧いていたのかも)。
彼らが大阪へやってくる前、既に行われていた関東圏ライヴでの模様を友人たちから小耳に挟んでいたものの、その想像を遙かに越える内容で凄く驚かされたのが懐かしい。というのも、オープニング曲からしてセットリストが異なっていたり、アルバムヴァージョンの間奏にジャムセッション風パートを挿入していたり、聴いていた曲以外のカヴァー曲(当日はリトルフィート「ウィリン」でした)が飛び出したり・・・
その後「もう一回観たい!」と思ったものの、当日はジャパンツアー最終公演と言うこともあり、すぐに離日してしまった彼ら。「次こそ何度も観るぞ!」と思ったまでは良かったものの、次の来日までは7年も懸かる事になるとは知る由もなく・・・
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彼らには、あらかじめ固定されたレギュラーセットを淡々とこなすようなライヴは決してなく(ホールクラス以上の会場で演奏する今のバンドに、普通そんな自由はないものです)、古くはGrateful Dead/ Phishらに代表されるような、たくさんのオリジナル曲はもちろん(未発表曲を含む)、山のように溢れかえるカヴァー曲を交え、フレキシブルに変化し続ける一夜限り、その場限りのセットリスト!連日何を演奏するのか全く読めず、ファンにだけでなく、バンド自身にもスリルを与え続ける必殺のライヴパフォーマンスは続々と中毒リスナーを増やしていったようです。
そんなファンのニーズに気づいていたのかどうかは定かじゃないのですが、その日ごとの演奏が大きく異なることの価値についてバンドが自覚的だったことは間違いなく、90年代中頃からバンドの歴史を記録する専門のスタッフを配し、日々の演奏内容をバンドの財産としてアーカイヴ化していくことに。
そして今年、その発展型でこれらの貴重なライヴ音源を「BC Roadshows」シリーズなるオフィシャルブートレグCDとして、ネット通販限定で公式にリリース開始。「こんなものがデビュー当時から存在したら、手軽に高音質のライヴ盤CDを片っ端から入手できたのにな〜」「なんて今のファンは恵まれているんだ!」などとボヤき、悔しい気持ちにもなりながら、現在ではボク自身が働いているCDストアムジーク・ロックで取扱いがあるので、喜々として手に入れているわけです。
どの音源もライヴ会場にてPA卓を通して録音されたものとなり、派手なエフェクトなどを施すこともなく、一切オーヴァーダブもなし。その一方で細かいミスなども収録されることになってしまうわけですがそれゆえ、いわゆるライヴ盤CDと呼ばれるものより遙かに生々しい音像で迫ってくるのが、逆にファンには堪らないということになるのでしょう。一度聴いたら病みつきになること間違いなしです!
その「BC Roadshows」シリーズ。過去の歴史的音源も続々と登場しているのですが、つい先日の2008年6月下旬から始まっている最新ツアー「Euphoria or Bust」からも連日登場。2008年作のスタジオアルバム「Warpaint」からの楽曲も適度に交え、ブラッククロウズ・クラシックとも言える名曲群、そしてバンドの真骨頂とも言える選曲眼が冴え渡るカヴァーの数々がどのショウでも楽しめるだけに、ファンでも目移りしてしまうほどです!その中でもボク個人としては2008年ハンプトンビーチ公演を筆頭に、1996年アズベリーパーク公演、1997年リヨン公演、2001年ツーソン公演、2005年バーミンガム公演などが大のお気に入り!どれも胸を張ってオススメできる強力盤です。
日々の演奏がそれぞれ値打ちありといえる、ブラッククロウズというバンドは本当に凄いバンド!ここまでいかに凄いかを延々書き綴ってきましたが、結局はどっから聴いてもOKだと思います(本末転倒?)。オフィシャルブートレグCD「BC Roadshows」シリーズをここではあえてオススメしましたが、手に取れるアルバムから少しずつでも聴いて行ってみて下さいね。
レアCDの通販専門店ムジーク・ロック店長 ワカマツテツヤさんオススメのCD!!
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- ブラッククロウズ
BC Roadshows








