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カリスマバイヤーに会いたい!CDショップ大将!

全国各地の名物CDショップ店長やカリスマバイヤーを訪れ、音楽のこと、お店のこと、いろいろお話を伺います。

みなさん、こんにちは。このコーナーでは全国にいる名バイヤーを紹介して行きながら、配信などに押されつつあるパッケージビジネスの現状で今こそCDショップの存在価値を見い出そうじゃないか!という企画です。これに便乗して美味いもん巡りでもしたいところですが、さてどうなることやら…

第9回 スクラム 商品部マネージャー 伊藤 晃さん

日本全国食べ歩きバイヤー訪問記(ってタイトルにしてもいいと思う。そしたらご飯代も経費で……)も数えること、えーっと……そんなにやってないですね(がっかり)。

はい、んなワケで取材前に腹ごしらえと。今回はまた牛タン。だって、仙台といえばいろいろあるんだろうけど、やっぱ牛タンっすよ。今回お邪魔したのは「利休」。有名店だけあって、オープン前から行列です。このあたりはちゃんと計算して、早めに並んだので、オープンと同時に入れましたよ。

んで、味は

やっぱウマいなあ~。
普段、こんな分厚い牛タン食えないもんね。なんで輸入肉がほとんどなのに、仙台名物なんだろう? って疑問もブッ飛ぶウマさです。最高。

さて、食ったあとはお仕事、お仕事……。

今回訪れたのは、スクラム利府店。

こうやって、毎回訪れるたびにビックリするのは、バイヤーさんたちの放つオーラです。もう、全身からやる気がみなぎっているというか、業界の不況なんてどこ吹く風っていう勢いを感じます。今回の伊藤さんも会った瞬間からタダ者ではない雰囲気を漂わせていました。で、まずお店の紹介ですが、スクラムは宮城県を拠点に山形、岩手と全部で8店舗を構えるチェーン店。今回、お会いした伊藤さんは全店の仕入れを統括する商品部のマネージャーです。このチェーン店の最大の特徴は8店舗中の6店がショッピングセンター内にあるということ。伊藤さんはこの立地を最大限に活かした店づくりで、メーカーさんから評判が高いのです。
ということでお邪魔しました。

商品部という、いわゆる現場とは違う空間に籍を置いていますが、伊藤さんの売り場にかける思い入れは熱いです。たとえば試聴機ひとつをとっても、何を聴かせるのか? というところにこだわりを持ってらっしゃいます。

「ウチの店では、基本的に最初っから売れるであろうメジャーヒット作品は極力、試聴機に入れないようにしてるんです。入れないようにというより、お客さんは店に入る前からミスチルだったりサザンとかは買うつもりなので、わざわざ入れなくてもいいんです。それよりも、まだ知られてない新人だけど、我々が自信を持ってオススメしたい作品だとか、ベテランだけど、これまでとうって変わった起死回生の新譜なんかをちゃんと聴かせたいですね」

CDショップ大賞もしっかり展開してくれてました!

たしかにメジャータイトルは聴かせなくても、テレビとかラジオでいっぱいかかってるもんね。とくに伊藤さんは地元で頑張るミュージシャンを応援していきたいという気持ちが強いようです。

「なかなか仙台だとジャンルごとの“シーン”というモノができにくいんです。たしかにバンドもたくさんいるし、ライヴハウスもそれなりにあるんですが、たとえばアコースティックの弾き語りをやる場所って意外と少ないんですね。でも、そういう子たちがウチでインストアライヴをやったら、結構お客さんも集まってくる。あるアーティストは2日間の即売で100枚売ったこともあるんです。シーンがないからといって、アコースティックものを聴く人がいないわけじゃないんですよ」

「闘魂音楽塾」という、独自のフェスも開催!

そう、伊藤さんはインストアライヴを通じて、何かできないか? という取り組みを試みているのです。幸い6店舗がショッピングセンター内にあるということで、人の往来が多いイベントスペースがあります。この場所を利用して地元のアーティストを中心に、もちろん地元以外のアーティストでもインストアライヴを積極的に実施されているんです。

「もちろんライヴ目的で観に来てくれるお客さんもいますが、買い物の途中でたまたま見かけて立ち寄るお客さんもいて、いろんな層の人が集まってくるんです。しかも、ほとんどのインストアライヴの即売で実績が出てます」

現在、毎週どこかしらの店舗でインストアライヴを実施されていて、ここで成果が出れば、アーティストに対してよいイメージを植えつけられるし、店の売上にも当然、大きく貢献できるワケで、メリットは大きいようです。伊藤さん曰く、毎日でもやりたいとか(笑)。インストアライヴのアーティストのチョイスをするうえでも、新譜の仕入れは、まず音源をあらかじめ聴くということに重点を置いてるようです。

「まず、音ありきなんですね。そりゃタイアップだの番組のエンディングテーマだの、プロモーションの要素は大事かもしれませんが、僕は音源を聴いたうえで仕入れの数を決めたい。だから、毎日すごい量のサンプルが届きますが、全部聴くようにしてます」

近くのJRの駅にて。デザインめっちゃオシャレ!

ひぃー! 全部聴くー!? えーっと僕なんて、今だから言えますけど、自分がタワーレコードで働いていたときには半分も聴いてなかったと思います(恥)。すごいなあ。って本当は当たり前のことなんだけど、その当たり前のことがなかなかできない人が多い(って思ってる)。そんな中で、伊藤さんは、本来やるべきことの優先順位を正しく付けられる人なんだなと。恐れ入りました……。

SHOP INFORMATION

スクラム利府店
〒273-0012
宮城県宮城郡利府町利府字新屋田前22
定休日:なし
http://www.aeon.jp/sc/rifu/
TEL:022-349-1502
*その他の店舗についてはウェブサイトを参照ください。
http://www.aeon.jp/

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