全国のスゴいお店を紹介していく「つのはず誠の“元気が出る<CD>ショップ”」。第65回は、長崎県佐世保市のカワシモレコードさんさん(以下、敬称略。)をご紹介します!
こちらお店の南西角の入口です。MUSIC&SPORTS・・・どちらも感動に繋がっています!
こちらが、アーケード通りに面した入口。この左側がスポーツコーナーです。
出ました!全国のショップを定期的に巡回しているサブちゃんの銅像。その奥には、廉価版DVDコーナーもあって、ここも中高年の方に大人気です。
こちらのお店を経営されている(株)川下本店は、この街のショッピングにおけるメインストリート(わずか数百メートルではありません)四ヶ町アーケードにあるお店で昭和4年に創業した老舗ですが、おそらく、日本で唯一(ワタクシ調べ)の「レコード&スポーツ」のお店なのです!!地方に行くとたまに、「時計&メガネ&レコード」のお店を見かけることがありますが、レコードとスポーツ、文化系と運動系と相反するお店がひっついていることで、私も店頭で一人気分が高揚いたしました(笑)。ちなみに、元々、レコード店だったけれど、周囲にスポーツ店がないということで始められたのがキッカケだそうです。
演歌のカセットの多さも圧巻ですが、ラジオ体操のお作法(?)が書かれたPOPの大きさにも驚き!地方って、ラジオ体操ニーズ、とっても多いんですよね♪
綺麗に整備されつつも充実のラインナップ。コメントカードはないけれど、店員さんがお客さんひとりひとりに丁寧に対応されています。
で、歴史ある地方の中都市の中心街にある地元ショップといえば、そう、中高年の憩いの場な訳です。ということで、こちらほぼ開店数十分後にお邪魔したのですが、ここは“オジサンオバサンホイホイ”か?と思うほど、中高年のお客様があれよあれよといらっしゃって、店員の方と何か話して、そして買っていらっしゃる、という光景を何度も目の当たりにしました。
また、こちらのお店は、決して演歌ファンだけのお店ではなく、むしろ全体としては邦楽のグッドミュージックを従来からプッシュしているという印象。他店は、邦楽全般コーナーをできるだけ排除して、AKB関連やジャニーズ、K-POPなど分かりやすいアイドルものを大量にする配置替えが進んでいますが、こちらはそういったコーナーが殆どなく、音楽で勝負しているJ-POP、それでいてテレビ露出度の多いアーティスト(コブクロとかいきものがかりとか桑田佳祐とか)をしっかり置いているという印象がありました。音楽をメインとするCDショップという基本形ですね。次に、アルバムチャートを見てみます。
最新作を含む邦楽面陳コーナー。紙ジャケやらBOXやら、既になくなったと思われていたあの限定盤も意外にあります。ご近所さんは急げ~!ちなみに、この棚の奥の方に長崎アーティストコーナーもあります。
演歌カセットの向かい側は、邦楽コーナー。何気にインデックス多くつけて綺麗に整理されています。
邦楽棚の反対側は洋楽とかサントラとかこちらもシレっとしていそうで、実は丁寧に区分けされています。さらに奥の棚はアニメ関連作が並んでいます。
順位 | 作品名 | アーティスト名 |
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1 | The Best XXV 1988~1998 | B’z |
2 | The Best XXV 1999~2012 | B’z |
3 | Produced by Masaharu Fukuyama [Galileo+] | (オムニバス) |
4 | 髙橋40年 | 髙橋真梨子 |
5 | マリーン・シングス・ドナ・サマー | マリーン |
6 | ALL THE BEST ALBUM | 矢沢永吉 |
7 | DELICIOUS~2nd DISH~ | JUJU |
8 | Heart Songs | クリス・ハート |
9 | 演歌名曲コレクション18 | 氷川きよし |
10 | ブラバンAKB48! | 東京佼成ウインドオーケストラ |
全体に、B’z、福山雅治、髙橋真梨子、矢沢永吉とお茶の間認知度がすこぶる高いベテランが多い中で、マリーンのカバー・アルバムが5位と大健闘!これも、(ベテラン×カバー)という分かりやすさからでしょうか。また、ブラスバンドによるAKBカバーも(実力派×異色カバー)の典型ですね。答え合わせをすると、いかにも商店街のお店という感じですが、そういった答がきちんと出るというのはやはりお客様のニーズをしっかりと把握されているからだと思うのです。最後に、スタッフの山口さんよりオススメ作品をご紹介していただきました。
地元の佐世保市民管弦楽団の創立40周年記念としてCD化されました。私の友達が楽団員なので、そのつながりでCD販売しております。佐世保市民には、テレビの天気予報のときに流れる「アァァ~~~~・・・」という合唱のイメージでおなじみですが・・・このCDを買わなければ全部聞けないのです。全国からも問い合わせがある数量限定CDでかなりレアです! また、佐世保出身・ハウステンボス公式アーティストの道添祐一さんも2ndアルバム『Experience 1→2→3』も人気なので、いずれメジャーデビューしてもらいたいです!
ご丁寧に面陳されていた1位~10位の作品を1つずつ画像にしていただいたので、1位から順番に拝借いたします。5位と10位に注目!
こちら『西海讃歌』の現物。團伊玖磨先生作曲、藤浦洸(こう)先生作詩で実はかなり気合入っています!
道添祐一の最新作。私、お店で彼のCD買いましたが、一人WaTみたいな感じで爽やかです。あ、Something ELseとかも近いかな?とにかく、ちょっと懐かしめで聞きやすいです。
こちらのお店、コメントカードっぽいものが凄く少なくて驚きました。でも、次から次へといらっしゃる高年の殿方も中年の主婦の方も、お店のスタッフの方と綿密にコミュニケーションして収録内容やアーティスト名を調べて、そして買っていくという姿を何回もお見受けして、ああ、究極のミュージックソムリエのいるお店は、もしかしてコメントカードを一つも必要としないのかも?とちょっと思い直しました。勿論、私のようにコッソリと全国をスパイ活動(笑)しているムッツリさん(笑)は尋ねるのが苦手なので、やっぱりコメントカードも大切なんですが、それと同じくらいコミュニケーションも大事だな~と勉強になった次第です。またお邪魔させて下さ~い♪
6/26発売のオムニバス『恋のうた~Summer Time Memories~』の選曲サポートをしました。日頃、ベテラン歌手や演歌・歌謡曲系のプッシュばかりしていると思われがちですが、こういったカレント系のお仕事もやるのです・・・まぁ、女性アーティスト限定ですが。ともあれ、女性ファンの多そうなアーティストの夏の名曲が詰まっているので、良かったら仕入れの参考になさってください。きっとドライブにもよく合うはずです♪