第10回CDショップ大賞2018 一次ノミネート作品発表!

CD ショップ店員の目利き耳利きによって真に売りたい!聴かせたい作品を選ぶこの賞。 年間を通しCDショップ大賞を盛り上げていくために、ノミネート作品の投票・発表を一次(前期)、二次(後期)と2回に分けて実施致します。第10回CDショップ大賞2018一次(前期)ノミネート投票は、2017年1月1日~6月30日に発売された邦楽のオリジナルアルバム(ベスト盤を除く)を対象とし、2017年7月14日(金)~7月30日(日)に行いました。全国の各地域のCDショップ店員、869名が投票に参加し、11作品がノミネート作品として選出されました。CDショップ店員による熱いコメントは全日本CDショップ店員組合のホームページでご覧になる事が出来ます。

また、一次ノミネート作品の展開等についても随時ホームページ上でお知らせしていきます。是非ご注目くださいませ。

www.cdshop-kumiai.jp

二次(後期)ノミネート投票は、一次ノミネート作品を除く、2017 年 1 月 1 日~12 月 31 日までに発売された作品を対象とし、二次ノミネ ート作品として約 10 作品選出されます。その後、一次ノミネート作品と二次ノミネート作品を対象として最終投票を経て、第 10 回 CD ショップ大賞 2018 の大賞発表及び授賞式を 2018 年 3 月に実施する予定です。

第10回CDショップ大賞2018 一次ノミネート作品(アーティスト名五十音順)
■岡崎体育 『XXL』 SECL-2172 (2017/6/14 発売)
京都在住、自称・盆地テクノソロユニット!あの超話題となったメジャー1stアルバムから約1年!注目のメジャー2ndアルバム!今作のコンセプトは2枚組のミニアルバム!しっかり考えて作り込まれた前半~彼の作りたいと思う音楽を詰め込んだ後半。ロック、ラップ、EDM、歌モノ、バラードまで、ソロだからこその自由な楽曲たち!彼の才能と魅力、ユーモアと音楽センスがたっぷり詰まった傑作!(TOWER RECORDS京都店/野崎 祐子)

私が京都出身ということもありますが、まさに宇治(京都府宇治市)の至宝です。デビュー前から盆地テクノ応援してます。ビジュアル重視の音楽が普及する中で、違った意味の新しい「ビジュアル音楽」を打ち出した革命児です。京都人にとっては、MVがどこで撮ったのか分かると懐かしさもありますね。ただそれだけではない作曲のセンス、キャッチーなフレージング、どこをとっても純粋に「良い!」「おもしろい!」と思わせてくれます。これからのJ-POP界を大いに盛り上げてくれること間違いなし。本当にいい意味で音楽バカやってる体育が好きです。(ディスクユニオン新宿ジャズ館/堀 桂)
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■コアラモード. 『COALAMODE.』 BVCL-774(2017/2/8 発売)
男女2人組のユニットですが、歌もギターもしっかりしたテクニックもあり、楽曲も気持ちがこもっていて、今後に期待しています。(新星堂セントラルパーク/勝山 盛弘)

これまでのシングルのクオリティも高かったが、初登場の楽曲も想像の斜め上を行くような意外性が散りばめられていた驚きの連続。そしてその塩梅も完璧だった。(新星堂サンシャインシティアルタ/中西 智規)
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■Cornelius 『Mellow Waves』 WPCL-12660 (2017/6/28 発売)
いやー、やられました。繊細、淡々、ところどころメロウ。すっきりシンプル、空虚感。足し算ではなく引き算。大人のアルバム。じんわり染みます。(ディスクユニオン 新宿ジャズ館/和田 浩介)

時代を象徴するように冷静でメロウなサウンド感、変わらないコーネリアスらしいギタートーン・リズムメイクが同居している。絶妙なバランス感。(TOWER RECORDSアリオ八尾店/伊藤 博明)
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■Suchmos 『THE KIDS』 PECF-3174(2017/1/25 発売)
10年代の若手バンドにおけるシティポップ~ブラックミュージックムーブメントの中でその先陣を切り、見事に不動の人気と地位を確立した風雲児・Suchmos。カルチャーの垣根を越え日本中の老若男女を虜にしたキラーチューン「STAY TUNE」の他、確固たる信念の元に力強く刻まれたリリックと、心地よく時にぐっと熱を帯びるグルーヴには、もう平伏すのみ!これまで様々な影響を受け音楽を作ってきた彼等もまた、今後の音楽シーンに影響を与えていくのは間違いないです。これからの活動も楽しみで仕方ありません!(TOWER RECORDS 広島店/福留 侑里子)

上半期ストアプレイしていてお客様から「これ誰ですか?」とお問い合わせいただいたのが一番多かったような気がする。それぐらい聴くものの耳にひっかかるサウンドと新しい風のようなものを感じられたアルバムだったように思う。街に溢れる沢山の音楽の中でハッとする音楽に出会えた嬉しさを体感できる1枚。(ミュージックプラザインドウ/相原 真子)
Suchmos『THE KIDS』ジャケ写

■さユリ 『ミカヅキの航海』 BVCL-795 (2017/5/17 発売)
酸欠少女と名乗る彼女の歌声や歌や合間のブレスを聴いていると、歌詞を読んでいると、息をする事の苦しさや息が出来る事の尊さを感じる事が出来る。苦しいけれどだけじゃない。楽しいけれどだけじゃない。私もそうだよ。1人じゃないよと呼びかけて貰えているようで、彼女自身もまた確かめているようで。生きている気がする。生きて行ける気がする。(TSUTAYA 山口葵店/石井 奈央)

待ちに待っていた1stアルバム! アニソンのイメージが強い彼女ですが、聴いてみて思ったのは、ロックでPOPなアルバムだという事。彩り豊かなアルバムです。 幼さの残るハイトーンボイスと、どこで息継ぎしたらいいのかわからない楽曲の難しさ(さすが酸欠少女!) 今いちばんLIVEが見たいアーティストでもあります。 今後まだまだ化けそうな、そんな期待も込めて。(スクラム 大河原店/佐藤 愛)
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■竹原ピストル 『PEACE OUT』 VICL-64716 (2017/4/5 発売)
CMで耳にしたその声は、まさしく魂の叫びそのものだった。無骨でいながら暖かい、そんな曲が並んでいるこのアルバムは、一度聞いた人の心をつかんで離さない、そんな不思議な魅力を持っていると思います。(HMVイオンモール船橋/葉山 晶子)

彼の歌が良いのは今にはじまったことじゃない。 時代がやっと彼に追いついた、というのではなく やっとちゃんと彼を見つけた、のだ。 いまどんなとこで歌っても 彼の声は同じように誰の心をも鷲掴みにする。 LIVEの良さがCDにちゃんと記されて来ている、という点では最高傑作は次の作品かもしれない。 というかずっと良くなっていくに違いない。(フタバ図書 サウンドGIGA&TERA福岡/大畑 亨)
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■DYGL 『Say Goodbye to Memory Den』 HEC-004 (2017/4/19 発売)
かつてキースリチャーズは言った。「ロックはあるけどロールはどこに行ったんだ?」と。 今現在、邦ロックと呼ばれるバンドがどの位「ロックンロール」という言葉を引き継いできたのだろう。 その中で出てきたDYGL。ロックンロール精神を受け継いでいるバンドの1つであると私は思う。 そのグルーヴに体が自然に揺れ、心が解き放たれる音楽。そんな「心と体が感じる音楽」を奏でるDYGLのロックンロール精神。 日本のロック界に風穴を空けるバンドになってほしい。(HMVイオンモール浜松市野/原田 美惠子)

2017年上半期間違いなく音楽シーンに衝撃を与えた1枚。様々なロックをかき鳴らしロックンロールという音楽の凄さを改めて感じさせられた14曲。名盤確定です。(TOWER RECORDS東浦店/桜井 圭祐)
DYGL『Say Goodbye to Memory Den』ジャケ写

■乃木坂 46 『生まれてから初めて見た夢』 SRCL-9444 (2017/5/24 発売)
アルバムリード曲の「スカイダイビング」は、乃木坂ならではの表現で乃木坂らしさを表している。乃木坂には西野七瀬さんと生田絵梨花さんのように少し悲しみを帯びた歌声をしているメンバーが多いため、スカイダイビングのようなテンポがゆっくり目な曲を歌うと世界観が作られる。アイドルとは思えないほどのクオリティに仕上がっている。まさに乃木坂にスカイダイビングしてしまう1曲だ。(TOWER RECORDS アリオ橋本店/日下部 将)

そろそろ認めていいのではないでしょうか? 楽曲の世界感を見事に表現する彼女達それぞれが放つ個の光の結晶たるこの作品を。 乃木坂46、3枚目のアルバムは正真正銘アイドルグループの作品。 だからこそ素晴らしく、美しい。 表題曲の説得力、アンダー曲の凛とした力強さ、魅力あるユニット曲。 そして乃木坂のイメージを受け継ぐ3期生の透明感。 もう一度言いたい、強く言いたい、そろそろ認めていいのではと。(新星堂 セントラルパーク店/佐藤 俊哉)
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■MONDO GROSSO 『何度でも新しく生まれる』 CTCR-40388 (2017/6/7 発売)
MONDO GROSSOが14年ぶりにアルバムをリリースしただけでもニュースなのに、さらにボーカルを乗せたアルバムだったことに驚きました。それぞれのサウンドと歌詞がいろんな世界観を生み出して、まるで音の旅に連れて行ってもらっているようです。(HMV
イオンモール船橋/葉山 晶子)

まさか10年代、それも後半にMONDO GROSSOの新作を聴ける歓び。これだけのメンツを揃えての歌がズラリと並ぶのに全てにおいて大沢伸一の音として鳴り響く。そしてこの音の厚みと質の良さ(Goh Hotoda氏によるマスタリング)が素晴らしくて何度もリピートしてしまうのです。(フタバ図書サウンドGIGA&TERA福岡/大畑 亨)
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■Yogee New Waves 『WAVES』 ROMAN-013 (2017/5/17 発売)
一曲目からきらびやかな夏を連想させられる。このアルバムが一枚あるだけで今年の夏はきっと楽しくなるだろうな、と思った。 ボーカルの声質のせいか、曲のアレンジのせいか、とてもリラックスして聴けるチルアウトミュージックだと僕は思う。 Yogee New Wavesが起こした波は僕らを巻き込み大きくなって、いつか素敵な場所へ運んでいってくれるのだと思う。
(タワーレコード東浦店 / 榊原 大希)

ライブにフェスに引っ張りだこ!まさに今ノリに乗っているYogee。その魅力とは、どこか懐かしいメロディと歌詞が誘い、忘れてしまった宝物を思い出させてくれる、居心地の良い夢のようなひと時を詰め込んだ音にあるのではないでしょうか。 軽快なロックナンバーも収録され、オトナからキッズまで幅広く楽しめます!名曲揃い!キラーチューン満載! 気が付いたらラストまで”Ride on waves”そして”漂流”~! キテます!Yogeeの波!!(新星堂 モザイクモール港北店/大山 望)
Yogee New Waves『WAVES』ジャケ写

■ONE OK ROCK 『Ambitions』 AZCS-1062 (2017/1/11)
年齢、性別、国籍問わず様々な方が聞いてもかっこいいと思える音楽がつまっていると思います。アルバムのテーマである「Ambitions」:「野望」も通りこのアルバムにはONE OK ROCKというバンドの夢への熱い気持ちが感じられます。(新星堂ユアエルム八千代台店/志村ゆきの)

タイトルは『野望』。あまりにも大それていると思われるかもしれない。しかし彼等にはこのタイトルでなければいけない程の信念と決意があった。あなたにONE OK ROCKの『野望』を見届ける覚悟はあるか。(蔦屋書店イオンモール筑紫野/堤 太一)
ONE OK ROCK『Ambitions』ジャケ写