第4回CDショップ大賞2012授賞式に参加して

 当WEBで募集致しました、「第4回CDショップ大賞2012授賞式記者」お二人のレポートをご紹介させていただきます。小林様、小野塚様ありがとうございました。
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 先日運良く参加させていただいて本当にいい経験となり、考えたことも沢山ありました。 まず感じたのが、授賞式に来られたマスコミの方々やCDショップ店員の方々は仕事上音楽に関わっている一方で、気持ちとしては私たち一般の音楽好きやファンの方とさほど変わらないのだなあと思いました。本当に音楽やアーティストに愛を持っていらっしゃるのだなというのがまず一番に思った感想です。だからこそCDショップ店員の方々が書いたポップはその音楽やアーティストが好きな気持ちに溢れていて、逆に愛がなければ書くことのできないものなのだと感じました。

 正直言うと私としての大賞の予想と実際の大賞を取ったアーティストは違っていたのですが、生で初めてももクロちゃんを見て、確かにショップ店員さんの目は鋭いのかもしれない、と思いました。今までの受賞してきたアーティストを見ても、受賞当時はまだ駆け出しで売れはじめているくらいで、そう考えてみるとこの賞はこれから成長するであろう、これから話題になるであろうアーティストを決める賞なのでは、と思います。ももクロも今はだんだん知名度も上がってきてテレビでもよく見かけるようになりましたが、今後更なる飛躍の可能性をあの受賞式の場所で感じました。多くの店員さんも同様にそのももクロのこれからの活躍に期待して票を入れられたのだろうか、と個人的に憶測しています。今回は初のアイドルグループが受賞ということで、この賞の幅も広がったと思うので、今後このCDショップ大賞自体も大きくなっていってくれることを願います。

 授賞式の後のパネルディスカッションもとても勉強になるものでした。ショップ店員さんがあれこれと工夫を凝らしてCDを売ろうとしていたり、今後の音楽業界のことや戦略などをどう考えていたりというのがわかり、CDショップの見方もこれでまた変わるなあとも思いました。私自身、CDを現物で買って家でゆっくり聴いたりしたいし手元に置いておきたいと思っているので、CDの付加価値(缶バッチの特典が付くなど)がないと買わない人がいるのは何だか寂しいなあとも思う一方で、どうにかCDを売るためにあれこれ特典を用意したりポップを作ったりなどの工夫を凝らしている店員さんはすごいと感心しました。少しでもお客さんを取り込むため、新たな音楽に興味を持ってもらうために、様々な工夫を皆さんしていらっしゃっていて、かっこいいと思うと同時に、CDショップの仕事に興味を持ちました。

 今回参加してみて、私も皆さんと同じように愛を持って音楽を薦めていく存在になりたいと思いました。これからもCDショップは新しい発見と刺激のある場所であってほしいと思います。この度は貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(小林)

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 「行かなきゃ会えない音がある。」・・・いい言葉ですね。

 かつて、未知の音楽に触れる機会はショップに足を運ぶ以外になかった。CDショップ(昔はレコード屋さんだけど)が道標となって、好きな音楽の幅が広がっていった。

 お客さんに一番近い、そしてプロの音楽好きなショップ店員の方々が選ぶ賞だから、今一番イキのいい聴いておくべき作品が選ばれるのだろう。そんな興味から授賞式に参加させていただきました。

 まず驚いたのが、司会も場内案内も全てがショップ店員の皆さん。毎日の通常業務をこなしながら準備を進め、ここまできちんとした式典を開催するのは並大抵のことではないと思った。ホントにおつかれさまでした。

 大賞を受賞した後、ももいろクローバーZの高城れにさんが言った一言「お前らダウンロードだけじゃなくて、ちゃんとお店に行ってCD買えよな」。大賞となった『バトルアンドロマンス』はすでに手元にあるので、準大賞を受賞 なさった星野源さんの『エピソード』を買いに、最寄駅前にあるCDショップに足を運びましたとも。(小野塚)