六本木・芋洗い坂にある架空のCDショップ“IMOARAIZAKA RECORDS”、10/25(金)今週の『店長』は、秋田県の細川蓄音器店・細川さんです。
全国に散らばるミュージックソムリエ達が週替わりの“店長”として登場し、「今いちばん売りたい!聴かせたい!」日本の最新ミュージックを、お客様兼ナビゲーターの藤田琢己が次世代のSUPERNOVA=超新星となるアーティストの音源をお届けします。
J-WAVE「TOKYO REAL-EYES」
http://www.j-wave.co.jp/original/realeyes/
“IMOARAIZAKA RECORDS”
毎週金曜日24:00〜28:00
■halos/「笛の音が響いている」
秋田を拠点に内外で活動する4人組バンド、halosの最新シングル。地元に古くから伝わり、地元民の拠り所でもある伝統的な祭「土崎港曳山まつり(つちざきみなとひきやままつり)」をイメージして制作された楽曲。祭に参加する者、郷里を離れ思いをはせる者、立場は変われど祭の時期、共通して脳裏を支配するのが、お囃子の笛の音。誰の心にもある郷愁、美しいメロディ、ギターの音、この地を離れても間違いなく愛される楽曲です。
■サンゼン/「まぶた」(アルバム「かさねる」収録)
Vo.オザワタロウくんは地元、当店からもほんと近くの出身で、学校も同じ地区へと通っていた、正真正銘のご近所さん。秋田市内のなかでも気性が荒いと言われることが多いこの地から彼のような抒情的な世界観を描ける人間が現れた奇跡に感謝。(もちろん褒めている)4年ぶりの新作は、3人編成となってから初の音源。メンバーの減少に反比例し厚みを増した感もあるサウンド。Vo.オザワタロウの紡ぎだすメロディ、そっとあなたに寄りそってくれる、そんな1枚だと思う
■大木綾乃/「サーカスの夜」(アルバム「サーカスの夜」収録)
子どもの頃覗いてしまったサーカスの舞台裏はただただ怖い場所であった、、ような気がする。まるで場末のスナック街のような妖艶なギラギラさ、賑やかさとはまた違った様々な音々、決して子どもが踏み入れてはいけない、怪しさ。同名アルバムのタイトル曲。懐かしい、あのノスタルジーに誘ってくれる楽曲。めくるめくサーカスの夜へようこそ。