六本木・芋洗い坂にある架空のCDショップ“IMOARAIZAKA RECORDS”5/23(金)今週の『店長』は、新潟県のミュージックショップ フジヤ・志田さんです。
全国に散らばるミュージックソムリエ達が週替わりの“店長”として登場し、「今いちばん売りたい!聴かせたい!」日本の最新ミュージックを、お客様兼ナビゲーターの藤田琢己が次世代のSUPERNOVA=超新星となるアーティストの音源をお届けします。
J-WAVE「TOKYO REAL-EYES」
http://www.j-wave.co.jp/original/realeyes/
“IMOARAIZAKA RECORDS”
毎週金曜日24:00〜28:00
■Your Friendsさん 「FURUSATO」
新潟県内各地のイベント、それにサッカーの新潟アルビレックスのホームゲーム前のミニ・ライヴ等で、県内での知名度はかなり高いアーティストさんです。この曲は、県内酒造会社の日本酒CMに使われ、一挙にファン層を広げた「ふるさと」と言う曲のニュー・ヴァージョンです。1人脱退して、2人体制となった後、シングルでの発売そして今年1月1日発売のアルバム「RULE」にも収録されました。人生・友情の応援歌風な歌が多いグループですが、この歌は故郷に残る人達からの応援に対するアンサー・ソングの様に感じられます。ちょっと「里心」を刺激されること間違いなしです。
■タカハシナオトさん 「月夜の夜行列車」
新潟県内のライヴ・ハウスにCD即売に伺うと、よくゲスト・対バンとして出演していらっしゃってました。歌うのはホール内、こちらが販売するのはホール外のロビーなので、なかなかちゃんと聴く機会がありませんでした。で、始めてしっかり聴いたのが、この曲です。昨年秋に発売したアルバム「これが噂の」に収録されています。このアルバムには「ブラック会社」などシニカルな曲が多いのですが、この曲は1日の終わりにベッドに入って目を閉じて聴くのが似合う様です。静かに、ゆったりと 心休めながら聴いてみてはいかがでしょうか。歌詞は、「心落ち着いて」とは少し違う「心乱れる」様なものも感じられるのですが。
■ニシワキングさん 「トッキッキフォーエバー」
新潟ではシンガーとしてだけでなく、町おこしイベントの仕掛け人としても活躍中のニシワキングさん。そのアルバム「新潟百景」の中に収められている1曲。このアルバムは 全体的にテンションが高く、地元の新聞にも書いたことがあるのですが 今冬の雪かき時など このアルバム収録の「にいがたおでんのうた」をつい口ずさむと気持ちが高揚して、隣近所の雪まで除けてしまうという(笑)。そのアルバム内で、この歌は、新潟県内、老若男女、知らない人はいないと思われる【ゆるキャラ「トッキッキ」】を唄っています。本家、朱鷺の生息地 佐渡の、「島の雰囲気」を表すかの様に、琉球の楽器 三線がバックで不思議な雰囲気を醸し出しています。この三線を演奏するのは デュエットでも参加している 新潟県内の三線奏者 きよ里さん。この4月に ご自身も三線+ヴォーカルのアルバム「人の喜び」を発売しています。このデュエット、実は男の子と女の子がいるトッキッキのことを表しているんだろうなあと、ちょっと深読み(ってほどじゃありませんが)してしまいます。このアルバムは、ほかにも新潟出身者なら おもわず「ニヤリ」として、元気が出ちゃう曲が詰まっています。