HMVイオン与野 伊藤がオススメする、6月1日発売の新譜をご紹介します。
JOURNEY「ECLIPSE」
(キングレコード / KICP1565)
今年はメロディック・ロック・ファンにとっては嬉しいビッグリリースが続きますね!6月は何と言ってもJOURNEY!!2年半ぶりの新作です。
70年代から80年代にかけてJOURNEYを世界的ビッグネームへと押し上げた伝説的なスティーヴ・ペリーに勝るとも劣らない実力でファンの度肝を抜いた驚異のフィリピン人ヴォーカリスト、アーネル・ピネダを擁する編成での第2弾となる本作。
前作「REVELATION」はDISC2の再録ベストでのアーネルの完璧な歌唱が大きな話題となったものの、実は本編であるDISC1の内容の充実振りも素晴らしいものでした。それは即ち「今のJOURNEY」の充実振りそのものを示しているのではないかと思いましたが、今回リリースされたこの新作「ECLIPSE」を聴いてその思いをますます強くしています!
美しいメロディ、壮麗かつ壮大、そして力強いロックサウンド、情感溢れる伸びやかな歌声・・・。
JOURNEYにしか奏でられない格調高きアリーナロックが、これ以上望むべくも無いと思える形で全編に詰まっています!!!
今回も彼らの大きな魅力である美しいバラードやキャッチーなメロディが光るポップ・チューンも収録されていますが、個人的には随所に顔を出すプログレッシヴなアレンジや、思いのほか力強くロックするリズムセクションが印象に残りました。
もちろんニール・ショーンの唯一無二の絶品のギター、清冽な後味を演出するジョナサン・ケインのキーボードも存分に楽しませてくれます!
そしてその極上のサウンドに乗るアーネルの歌声・・・。本当に凄いヴォーカリストです。
間違いなく今、JOURNEYは新たな黄金期を迎えています。過去をなぞるのではなく、変わらないコンセプトで新たな素晴らしい音楽を生み出し続けています。
その証がこの新作「ECLIPSE」です。
メロディック・ロック万歳! JOURNEY万歳!