博文堂木更津店柴田が今週(11/26)購入する新譜CD

11月26日発売の新譜で博文堂木更津店 柴田が購入予定のアルバムをご紹介します。

tonco 木箱のリボンを

tonco「木箱のリボンを」
(CXCA-1284 ブリッジ)

ギター弾き語りの女性SSW。購入検討時に試聴したはずですが、例によって1分くらいで即決してしまったのでどんな音だったか、思い出せません。こういう場合は敢えて初対面の楽しみを取っておくことにしています。ストイックな愛こそが作品を楽しむ上で重要なのだ!

宣伝コメントによるとブラジル音楽、FAB4(BEATLES)、英米フォーク、の影響を受けたアーティストで、藤原マヒト氏プロデュースにより制作されたようです。伊賀航氏など一流のメンツがセッション・メンバーとして参加。これは手堅い。良さそうな予感を感じたあなたは、MYSPACEをチェック!

http://www.myspace.com/toncobossa

≪聴いた後レビュー≫
弾き語りSSWらしいフォーク・ナンバーだけでなく、ウーリッツァー(藤原マヒト)などの電子ピアノが活躍する楽曲が、アルバムの半数ほどを占めております。幻想的でありながら、日常から少し手を伸ばせば届きそうな、広がりを持ったフォーク・ミュージック。プロデューサーの仕事の素晴らしさを実感しました。作品の方向性上、本作では英トラッドの要素が強く感じられますが、とっつきにくいところは一切ありません。その秘訣は卓抜した作曲センスにありそうです。BEATLESをフェイヴァリットに挙げているだけに、(ジョンというよりポール的な)耳に馴染むPOPなメロディを巧みに取り入れております。聴くたびに味わいが増していくような作品でしょう。ビューティフル・ハミングバード(今回の場合はコロンビア時代)がストライクなあなたなら、聴いておくべき。