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CDショップ店員×箭内道彦(風とロック) 「CDショップの魅力って?」 ビール片手にゆるゆる対談!

MEMBER

第1回メンバー

実行委員、WAVE 日野哲也氏は、当日所用により欠席

(司会 以降:司)
全国のCDショップ店員が集まって、店頭発でいろいろ音楽を盛り上げていこうというプロジェクトを立ち上がったということで、まずは実行委員のショップ店員の皆さんとプロデューサーの箭内さんの対談からはじめようかと。では自己紹介から。
(小針 以降:こ)
えっと、小針です。タワーレコードで働いています。今は販売促進からセールスキャンペーンまで何でもやってまして。ショップに入ったきっかけは・・・常に音楽に飢えて生きてきたのでより身近に感じられる所にいたい・・・と、これは表向きで。
(一同)
(笑い)
(こ)
実はCDをいかに安くゲットするか考えた挙句って感じで。
(司)
なるほど、では続いて…

(涌坂 以降:わ)
涌坂です。いまは新星堂でフリーペーパーの編集をやっています。そもそもはコンサート製作がしたかったんですが、なり方がわからなくて。イベント会社は実務がないので採用されないし。だったらせめて音楽の知識を得ようと考え選んだのがCDショップ。この店を選んだのは給料がよかったから。
(行 以降:ゆ)
え、新星堂って高いの?
(わ)
当時は、国内の会社がちょびっと高かったんです!
(一同)
へえ
(ゆ)
モナレコードの行です。下北沢でレコード屋をやっています。最初はタワーの店員でした。働いたきっかけはレコード安く買えるから。4年前、辞めて自分の店をはじめました。理由はいくつかあるんですが、一番は好きな音楽のジャンルがメインストリームに扱われなかったからかな。あと、売るだけでなく、作るとかライブ会場を持つこととか、ぜんぶ自分の手でやりたかったから。
(横尾 以降:よ)
HMVの横尾です。僕はもともとサラリーマンだったんですよ。ノベルティをつくる会社にいたんですが。ある日たまたま寄ったHMVでMONDAY満ちるのCDを買って、その時CDを入れたHMVの袋がカッコよくて。なんか音楽知っているみたいな。で、新卒で入ったにもかかわらず8ヶ月後に転職して。親には怒られましたけどね。(笑)
(司)
いまCDショップ店員って、就職活動とかで人気なんですか?
(こ)
僕が入ったころは就職も競争率高かったけど今は来るもの拒まず。まず接客ができて、自分で情報収集できる人なら。
(箭内 以降:や)
でもさぁ、音楽好きで接客もできる人なんてまれじゃない?
(こ)
まれっつうか、いないっすよね。(笑)
(や)
ショップ店員の面白みはどんなところにあるんすか?
(こ)
でも、僕は基本、接客する時は「そのCDに“恋させよう"」を思ってやってます。特に異性のお客さんだと(笑)。CDショップって音楽との出会いの場だし。聞かれること以上のことも教えてあげると、そこに感謝・感激が生まれるわけで。そういうことでお客さんとの信頼が生まれるのかな、と。
(一同)
ほぅ~

(こ)
意外とこのジャンルもイケるんだなってわかる
(司)
なってよかったのはどういうところですか?
(よ)
いくらでも聴ける。本当にいくらでも。
(や)
それって、どんな状況なの?
(こ)
まず起きて通勤中にipodで一時間半聴くでしょ・・。で、出社してその日気分でチョイスした一枚を。だいたい一日に3枚は知らないの聴く。帰りにまた一時間半 そして家では好きなのを聴いて・・。だから4時間くらい。さらっと流して聴いてるのも入れると7、8時間くらい。 誰が売れるかなんて、ぜんっぜんわかんないんですよ。
(や)
そうやっていると、「こいつは売れるな」っていうのは分かる?
(こ)
売れるっていうよりコレ売りたいなーって感じるものは一週間に数枚程度あるかないか。そうしたらあとは自己判断で、ちょっといい位置に置いてみたり、店内で流したりして。そうやって自分でプッシュしたものが売れるときは達成感を感じる。
(わ)
そうそう。自分がコメント書いたCDがレジにくると本当にうれしい。
(ゆ)
僕は・・・ぜんっぜんわかんないんですよ。
(一同)

(ゆ)
自分でもよくCD屋やってるなって。これは売れるなって思ったものが一枚も売れなかったり。でも売れるのわかる人っているよね。
(こ)
「この子ギター持つ姿いいから売れる!」とか、なーんか変なポイント見極めたり出来る人。そんで、本当に売れちゃうんだよね
(や)
まぁ、ここにいるのは、そうじゃない人。
(一同)
(や)
でも、そうじゃないことにプライドがあるわけでしょう。そうじゃない自分もアリかな、なんて。
(ゆ)
勿論そうですよね。コアで小さな自分の世界について来てくれるお客さんがいるだろうと思ってやってますから。そこの人達を離さないぞ。と。
(や)
そういう店員さんは社内で苦労したりしないんですか。
(よ)
しますよ(笑)音が分かる人とお客さんに接客ができる人って必ずしも一致しない。音が分かる人ほど独自の世界を持っていて会社という枠に収まらないような人も多いですから(笑)でもそうゆう人ほどCDショップには重要だったりするんですけど。
(司)
CDショップは、場としても魅力があると思いますが。
(わ)
単純に(気分が)あがる。ダンナがCD屋に行っていて待ち合わせに遅れてきてもぜんぜん許せちゃう。いいよいいよーって。
(や)
いい奥さんだなー。結婚してください。(笑)
(ゆ)
僕なんてCDは隠しながら持って帰るもんな。
(こ)
俺は全部会社ですよ。持ち帰れないから。机の回りがものすごいことになってる。開かずのダンボールが積んであって
(や)
それは、どんな後ろめたさ?
(こ)
娘が高校受験でいろいろ大変なのに、CDばっか買ってみたいな。未だに昼飯代削ってCD買ってますよ。(笑)
(や)
店からヒット曲が生まれるというのもありますよね。
(こ)
昔は多かったですよ。今でも地方ではがんばっているところが多い。長期間プッシュできるし。 行さんがいた頃のタワレコ新宿の「休日音楽」ってコーナー。あれは良かったすね。

(ゆ)
いやあ、店員にね、企画を出させたら、すっげえ地味で声の小さい、スヌーピー好きです、みたいなバイトの女の子が企画を持ってきて。「休日音楽か~~(苦笑)まあ、でも一応やろうか」ってやったら、これが売れて。
(一同)
爆笑
(ゆ)
旧譜をもっと積極的に売りたいって意図があったんだけどそのコーナーは一番長くて、その子も辞めてしまったけれどコーナーは今でも続いている。レーベルも、休日音楽に置いてくださいっていう提案してくる人もいるくらい。
(こ)
何でもそうだけど、長くやってると形になってくるものはあるよね。今は残念だけど、そこまで意欲のあるスタッフがいないのは事実。
(や)
もっと楽しくやればいいのにねー。店員もさ。 やっぱり人と人でしか有り得ないこともあるから。
(司)
このサイトは、ショップ店員で集まって、店頭から音楽を元気にしようぜ!という野心的な(笑)試みなんですが。音楽やCDショップを盛り上げるために“店員ができること"って何なんでしょう?
(よ)
できること・・・ぼくも教えてほしい。(笑)基本はショップは出会いの場でありたいし、あってほしいのはあるなぁ。なんか楽しいことが見つかる場。通販は便利だけど、やっぱりお店には楽しさがある。
(ゆ)
うーん、やっぱセレクトだったりするんじゃないですかね。あとは接客かなぁ。接客を通じてリコメンドするって方法もあると思うんですよ。うちは小さいから来たお客さん全員にホストの様に声かけていきますから。
(こ)
eコマースでよくある、これを買った人はこれも買ってますっていうレビューは結局データでしかないから。「それを聴いてるんなら、こんなのもきっと好きだと思うよ。」って言えるのはやっぱり人と人でしか有り得ないから。
(わ)
結局は人に刺激されて買うっていうのが、健康的だと思うからそういう場にしたいと思う。ここから名物店員みたいな人が生まれたりしたらいいなぁって思う。
(や)
このサイトは、まさに求められていたものが、やっとできたということだと思う。だって、CDショップ店員が本音で勧める音楽ってやっぱ聞きたいし。そういう気持ちでやっていけばいいじゃないすか。

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