COUNTDOWN JAPAN 14/15~2015年はどんな歌声を届けてくれるだろう!?

毎年、年末年始はCDショップ大賞二次ノミネート作品発表の準備でいっぱいいっぱいになりつつも、やはりこれだけは外したくない【COUNTDOWN JAPAN】。見逃すと年を越せない!いざ幕張へ!今回のCOUNTDOWN JAPAN 14/15は、今までのCDショップ大賞受賞アーティスト、第7回CDショップ大賞2015ノミネートアーティストを中心に3日間観戦!事務局スタッフのレポートをお届けします。

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≪12/28(日)COUNTDOWN JAPAN 14/15≫
■グッドモーニングアメリカ(GALAXY STAGE 19:30~)
1stアルバム「未来へのスパイラル」が第6回CDショップ大賞2014で一次ノミネートされたグッドモーニングアメリカ。COWNTDOWN JAPAN 13/14ではCOSOMO STAGEだった彼らが、今年はGALAXY STAGEに登場!着実にスケールアップしている彼らを前に、会場全体がステージに向かって今か今かと、前のめりになるPOWERに満ち満ちているのが伝わる。一瞬でそれとわかる衣装、日本エレキテル連合の“朱美ちゃん”に扮するたなしん(Ba/Cho)が登場。そのままの衣装で“ようかい体操第一”をみんなで踊る。昨年は“あまちゃん”に扮したり、AKB48に扮したりと、たなしんの演出にも毎回“待ってました!”とばかりに会場も応えて一気に盛り上がる。

2014年10月にリリースした2nd Album「in トーキョーシティ」から、タイトル曲『inトーキョーシティ』では、10月からのアルバムツアーも参戦したありアルバムを聴いたオーディエンスが一体となって会場をふるわす。「バンド人生10周年、毎年バンドで目標にしている、COWNTDOWN JAPANです!」

「みなさん、今年どうでしたか?31日で悪い事全部忘れるような、未来に向かって前を向いていって欲しいです!」金廣真悟(Vo/Gt)、渡邊幸一(Gt/Cho)、たなしん(Ba/Cho)、ペギ(Dr/Cho)4人が放つ強い想いや願いがリズムにハーモニーに歌声に乗って、会場を熱狂的なエネルギーで包み込む。「皆で掴んだこのステージです!みんなでもう一個上のステージに行きましょう!」「ネクストカウントダウン!」とステージ上から呼びかけ、wow woh〜と歌が始まると、待ってました!とばかりに会場中が声で揺れるほどの大合唱へ。続くラストは、ニューアルバム「inトーキョーシティ」から『STAY WITH ME』。金廣真悟がステージ上を動き回ってオーディエンスを煽り、会場全体が最高沸騰点に到達して締めくくる。「2015年に向けて更に大きなステージへ努力していきます。」と言ったように、今まで積み上げてきた歩みが、確実に次へのステージへと繋がる、止まらない勢い溢れる彼らだった。(吉川さやか)

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グッドモーニングアメリカ
第6回CDショップ大賞2014一次ノミネートアーティスト

 

■星野源(EARTH STAGE 20:30~)
サウンドチェック時からすでに色めき立っているEARTH STAGE。2/6の武道館で完全復活し、12月の横アリ2DAYSを終えたばかりとは言え、フロアは今か今かと待ち受けてる人で溢れている。開演のジングルが鳴るや否やの大歓声!ダブルピースで登場する彼は照れくさそうにしつつもいつも通りの星野源だ。「まくはりーーっ」とシャウトするや、アップテンポの『ギャグ』からスタート。『ギャグ』は賑やかなアレンジに身を委ねながらも歌詞をじっくり堪能。続いてはまたまたアップテンポな『化物』!「あーどうも!星野源です!すごい人だ!」「みんな今日はどうもありがとう!2年越しに来れた!」「2年前出るの決まって、倒れて・・・」と当時を振り返りつつも嬉しさを隠せない。来場者への感謝とともに「2丁目の○○ような声に枯れるまで歌って帰ります!」と意気揚々と宣言!『フィルム』『くだらないの中に』とバラード調の楽曲では星野源の真骨頂、見たり!

「あー気持ちいい!!」と彼は何度声にしただろう。観ているこちらもうっとりするくらいたくさんの人、人、人。人に埋め尽くされたEARTH STAGEは海のようだ。「ちゃんと見えてるからね」とフロアをチェックする星野さんは、階段の座っている人の指摘をしつつ、「何を指してるの?」「飽きたでしょ?」と疑問符でいっぱい。どうも人差し指を掲げたりや拳を突き上げたり、手を振ったり・・・同じ動作をすることが気持ち悪いらしい。「違うのやろうよ!」と彼が提案した腕を組んだ肘を左右に突き出すポーズをドラムのカースケさんのぶっといリズムで試してみるものの、「肘はそれほど高くまで上がらない」と言う結論に達し却下(笑)・・・星野ワールド全開!フェスで全員がバラバラな動きになるのが目標だとか。「ひとりひとりがこんなに集まっているのが嬉しい」と瞳を輝かせる。星野さんとカースケさんとのアイコンタクトも多くなる『ステップ』『Night Troop』を経て終盤戦へ。

「いつかみんなに聴いてもらいたい」と活動休止中にWiiカラオケで密かに練習していたと言う『夢の外へ』。Wiiカラオケで練習する彼を想像し笑いを誘う・・・今でこそ笑い話だが、当時の本人は必死だっただろうし、勿論私たちも祈るように彼の帰りを待っていた。「もし知っていたら歌ってください」と『夢の外へ』の大合唱に胸が熱くなる。会場中にクラップが鳴り響く『地獄でなぜ悪い』。みんなが踊るところを見たくて作った曲『桜の森』は、本編最後の曲としながらもアンコールをちゃっかり催促するところが星野さんらしい(笑)。星野源2014年の歌い納めはアンコール曲『Crazy Crazy』。『Crazy Crazy』のワンフレーズ“ふざけた場所で逢おうぜ”では、こんな最高にハッピーでクレージーなステージを魅せるために、星野さんは病とずっと闘って来たのかもしれない。と更に胸を熱くした。2015年、どんな歌声を、どんな作品を届けてくれるだろう。2015年もどうぞ健康第一で!(田中“けろりん”友紀子)

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星野 源
第4回CDショップ大賞2012準大賞受賞/第3回CDショプ大賞2011入賞/第6回CDショップ大賞2014入賞

 

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≪12/29(月)COUNTDOWN JAPAN 14/15≫
■ゲスの極み乙女。(GALAXY STAGE 13:00~)
「踊れないならゲスになってしまえよ」が、第6回CDショップ大賞2014に入賞。「みんなノーマル」が、第7回CDショップ大賞2015 一次ノミネート作品として、「魅力がすごいよ」が二次ノミネート作品として2タイトル選出されたゲスの極み乙女。。注目も期待も集める彼らは、2日目のGALAXY STAGEのオープニングを飾る。会場入り口から一気に大勢の人が一気に急ぎGALAXY STAGEへ向かうために、大きく迂回しながらステージへと向かう。会場へ流れる人の波は一向に途切れる事がなく、会場スタッフが“踊りながら入場してくる”人の波のスピードに遅れないよう、走ってステージ後方の柵を何度も大きく後退させ、遂にはそれさえも意味をなさないほど会場が踊る人で溢れかえる。

ステージ上に輝きを放つ照明が降り注ぐと、会場は一気に興奮のるつぼと化し、『猟奇的なキスを私にして』で幕開け。会場内の踊る人々と協調するように、白いライトが踊り、青いライトがステージをなめる。ジャンルの壁を感じさせない多彩な展開、休日課長(Ba)、ほな・いこか(Dr)、ちゃんMARI(Key)川谷絵音(VoGt)、のそれぞれのソロプレイも十二分に聴かせる高い演奏技術が1曲内の表情をより一層豊かに彩る。

『アソビ』『キラーボール』と続き「今日もいこかちゃんはかわいいねー!」という休日課長のMC。「来年は、もっともっとすごいゲスになりたいと思います!もっとすごいゲスになるためには、最高のライヴをしなきゃいけない!」「最高のライヴをするためには、みんなと一緒にならないといけない!!」と煽ると“ドレスを!”“脱げ!”とフロア全体に響き渡るコール&レスポンス。6曲目『ドレスを脱げ』が始まると、GALAXY STAGEオープニングで始まったステージとは思えない熱狂が会場を包む。

「幕張ー!」と何度もオーディエンスに呼びかけるも「前回は大トリで終わったのが朝の4:30で。ご飯も無くて、凄く寂しくてポツンと残された」等と2013年を振り返る川谷も感慨しきり。入場規制を掛けつつもとにかく人の波がどんどん押し寄せる。ラスト「踊れないなら、ゲスになってしまえよ!」の呼びかけに『jajaumasan』で会場の入り口までいっぱいいっぱいに膨らんだオーディエンス全てを巻き込み最高潮に踊り狂う。この熱気は、一体どこまで広がるのだろうか、大きな次へのステップへと更に期待感が膨らむステージだった。(吉川)

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ゲスの極み乙女。
第6回CDショップ大賞201入賞アーティスト/第7回CDショップ大賞2015一次・二次ノミネートアーティスト

 

■片平里菜(ASTRO ARENA 16:00~)
1stアルバム「amazing sky」が第7回CDショップ大賞2015二次ノミネート作品に選出された片平里菜。投票したCDショップ店員のおすすめコメントに彼女の“声”の魅力を語る方が多く見受けられたので、これはライブを観なくては!といそいそとギタ女の下へ。見田村千晴、山崎あおいとフレッシュなアコースティックの世界に浸り、続いて・・・待ってました!片平里菜の登場!透明で真っ直ぐな優しい高音と荒ぶる熱を帯びた低音が見事に同居していて、がつんと一発食らいました。この“声”だ!

本音と建前が見え隠れする『女の子は泣かない』をはじめ、彼女の作り上げる世界はさり気なく、いや間違いなくロックだ!「年末を楽しんでる?」「(ASTRO ARENAに)ちょっと休みに来たでしょ(笑)?」と余裕のMCで、ビクっとした人も少なくないはず。もちろん彼女はそんなことを1ミリも気にせず高らかに歌う。そしてまた、勉強不足のオーディエンスを責めるかのように(笑)セットリストの大半が音源化されていないと言うこれまたロックな展開!新曲『バッドガール』は作ったばかりとのことでワンコーラスを2回繰り返す大胆不敵さ!女子を甘く見てはいけない!2015年、片平里菜から目を離してはいけない!(田中“けろりん”友紀子)

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片平里菜
第7回CDショップ大賞2015二次ノミネートアーティスト

 

■KEYTALK(GALAXY STAGE 17:20~)
COUNTDOWN JAPAN 13/14のMOON STAGEからGALAXY STAGEへと大躍進のKEYTALK!前回MOON STAGEはぎゅうぎゅうだった記憶しかないかも(笑)と言うのは大袈裟ではないはず。それくらいの盛り上がりを見せた。そして、今回GALAXY STAGEでもサウンドチェック中から全開の彼らを観るためにわらわらと集まって来ていて、筆者も自然と小走りに(かなり必死)。もうステージ始まっているんじゃないかと間違うくらいの大歓声!フロアにいる全員が全力でキラキラっとした視線をステージに注いでいる!

初期の代表曲でありライブのマストアゲ↑アゲ↑チューン『トラベリング』からの『fiction escape』と続けざまに会場が揺れる!八木優樹(Dr/Cho)の刻む4つ打ちに、首藤義勝(Vo/Ba)と寺中友将(Vo/Gt)の畳みかけるようなツインボーカルが心地よくメロディを絡ませていく。「何かとてつもないものをココに落としていこう!」小野武正(Gt/Cho)がさり気なく熱い意気込みを語りつつ、じじぃはちもく(八木)さんが和ませてくれる。「忘れるな水分補給!忘れるなカロリー摂取!忘れるな楽しむ心♪」

『エンドロール』『パラレル』と加速していくステージ。メンバーはもちろんだが、フロアにいるみんなのジャンプ力がハンパない。「楽しんでいる人手を挙げて!」と煽りつつ「お世話になりました」と感謝の言葉も忘れない礼儀正しい一面も。恒例のぺーい!コールアンドレスポンスでは男子の野太いレスポンスが!続く『MABOROSHI SUMMER』ではワッショイと掛け声が響き渡り、すさまじい熱気にユラユラと幻が・・・灼熱の太陽がフロアに輝いているかのような錯覚に陥る。「もっと行けるかー?」と『MONSTER DANCE』!ミュージックビデオのダンスと同じように踊る人、ひたすらジャンプする人、ラストはカオスのGALAXY STAGE。比較的前の方にいたので映像しか見ていないけれど、会場にいるみんなが笑顔で、それを眺めているだけでも楽しめてしまう。自己紹介の際「来年はEARTH STAGEへ!」と宣言した彼ら。2015年の年末もきっとフロアを笑顔で埋め尽くしてくれることだろう。(田中“けろりん”友紀子)

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KEYTALK
第7回CDショップ大賞2015一次ノミネートアーティスト

 

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≪12/30(火)COUNTDOWN JAPAN 14/15≫
■tofubeats(ASTRO ARENA 16:45~)
1stアルバム『First Album』が第7回CDショップ大賞2015二次ノミネート作品に選出されたtofubeats。恥ずかしながらまだライブを観たことがなかったので、ここぞとばかりにスタンバイ。森高千里をフィーチャーした『Don’t Stop The Music』では「今日は、僕を森高さんと思ってください」、藤井隆をフィーチャーした『ディスコの神様』でも「今日は僕を、藤井隆さんだと思ってください」と紳士的で物腰柔らかなtofubeats。フィーチャリングしたゲスト全員を呼んだら凄いことになっちゃう(笑)のでご心配なく!もちろん、ゲストなしでももちろん全く問題なく、むしろ彼のボーカル力とDJとしてのプレイをここぞとばかりに堪能させてもらっちゃいました。

とにかくすっごい楽しい!普段バンドライブに行くことが多いので目から鱗状態が続き、わくわくが止まらない。筆者の体調思わしくなく座って観ていたのが残念なくらいだ。次に彼のライブに行くときは全力で踊ってやるぞー!なんて思っていたところに、まさかのスペシャルゲスト!神聖かまってちゃんから、の子とmono!何やらtwitterで予告していたらしい。の子とmono with tofubeatsな 『ロックンロールは鳴り止まないっ』スペシャルバージョンと『おしえて検索』でラスト突入!神聖かまってちゃんとtofubeatsはコラボではなくまるで1つのバンドのような盛り上がり方!の子が何度も「tofuさんのおかげ」と話していたのが印象的でした。もう一度言います!とにかくすっごい楽しいステージでした!(田中“けろりん”友紀子)

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tofubeats
第7回CDショップ大賞2015二次ノミネートアーティスト

 

■キュウソネコカミ(GALAXY STAGE 19:30~)
「カウントダウンジャパーン!まくはりーー!ありがとうー!」とマイクチェックですでに全開のヨコタシンノスケ(Key/Vo)。「ここのステージ、キュウソネコカミだけど間違っていませんかーー(ё)」とヤマセイキセイヤ(Vo/Gt)が叫べばうねるような大歓声。誰も間違ってなんかいない!キュウソを観に駆け付けたのだ!「セトリの都合で演れない曲をやりまーす!」と前置きし、サウンドチェックから本番さながらの『ネコオドル』『OS』で盛り上がる!幕張に温泉が沸くぅー!

COUNTDOOWN JAPAN 13/14のMOON STAGEでは『ウィーアーインディーズバンド!!』だった彼らが、今回はGALAXY STAGEで『ウィーワーインディーズバンド!!』からのスタート!と言うところが感慨深い。心なしかメンバーが大きく誇らしく見える・・・なんて浸っているヒマもなく『良いDJ』では踊りまくり、『KMDT25』で♪きーまじめどーてい25♪と大合唱!この辺でレポートを書きに来たのか騒ぎに来たのか意識が朦朧として来るが、それでも『ファントムバイブレーション』のイントロに反応してしまう哀しいサガ(笑)。世の中やら何やらに噛みついている歌詞が殆どなのに、サウンドはとてつもなくハッピー!『DQNなりたい、40代で死にたい』では、今年もフードコートを巻き込んでのコール&レスポンス“ヤンキー!こーわいっ!”。フードコートから見事レスポンスがキマりフロアで喝采!終盤戦は、踊ってなんぼ!?の『カワイイだけ』!この辺りから観る場所を前方から後方へ移動したのですが、フロアにいる大勢の人をかき分けつつ、ひとりひとりが本当に楽しそうに踊ったり歌ったりキュウソネコカミと一体化していて、この1年間の彼らの大躍進を目の当たりにするのでした。メジャーに身を置いて変わっちゃうんじゃないかと危惧されたファンも多かったかもしれない。でも、彼らは彼らのまま、これからもキュウソネコカミであるのみ。

「作った時はココ(GALAXY STAGE)でやれるとは思ってなくてこんなエモい気持ちでやれるなんて・・・聴いてくれ!GALAXY STAGEで『GALAXY』」!1/14発売のミニアルバム「ハッピーポンコツランド」から1曲披露!ツアーでこの壮大(?)な曲を初めて聴いた時、チラっとGALAXY STAGEで聴けたらいいなー。とは思っていたけれど、まさかこんなに早く実現するとは!ラストは『ビビった』!2015年は私達をどんな形でビビらせてくれるか楽しみだ。(田中“けろりん”友紀子)

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キュウソネコカミ
第6回CDショップ大賞2014ニューブラッド賞受賞アーティスト/第7回CDショップ大賞2015一次ノミネートアーティスト

 

全日本CDショップ店員組合は、CDショツプ大賞受賞アーティスト、ノミネートアーティストを応援しています!≫

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KANA-BOON(12/29)

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クリープハイプ(12/29)

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くるり(12/30)

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チームしゃちほこ(12/30)

3_THE ORAL CIGARETES2
THE ORAL CIGARETTES(12/30)

4_きのこ帝国2
きのこ帝国(12/30)

7_大森靖子&THEピンクトカレフ2
大森靖子&THEピンクトカレフ(12/30)

9_新山詩織2
新山詩織(12/31)

5_清 竜人25
清竜人25(12/31)

2_go!go!vanillas2
go!go!vanillas(12/31)

5_THE BAWDIES
THE BAWDIES(12/31)