第12回CDショップ大賞2020 大賞受賞作品<赤>

Official髭男dism『Traveler』 / PCCA-04822(2019/10/9)
山陰からの大逆襲。引き込まれるメロディー、惹きつけられる詞、ひとつひとつ丁寧に作りこまれた曲。聴けば聴くほど、彼らにはどれだけ引き出しがあるのか知りたくなった。普段なかなかフォーカスされない鳥取、島根。自分と同郷にこんな音楽を作り出す人たちがいるのが誇らしい。(HMVグランフロント大阪 山崎葵)
新たなる日本のスタンダードになり得る!というか、もうその位置にまで一気に登り詰め、勢いは止まることを知らない。聴けば聴くほど彼らの純粋無垢な音楽への熱意が垣間見られる。そして彼らの音楽は聴いた人それぞれの心を躍らせ、高揚感を与え、人生に豊かさを与えてくれる。この1枚に込められた音、歌を聴いて何も感じない人はきっといないだろう。今の時代に生まれるべくして生まれた作品だと確信しています。(TSUTAYA弘前店 井上悠)
受賞コメント
藤原聡(Vo&Pf) いつも応援ありがとうございます。今回この素晴らしい賞を頂けたことで、Official髭男dismというバンドを、Travelerというアルバムを初めて知って下さる方もたくさんいらっしゃると思いますが、どうか皆さんの心に寄り添えますようにと祈っています。引き続き、より良い音楽を求めて作って行きます。続きはコチラ
第12回CDショップ大賞2020 大賞受賞作品<青>

カネコアヤノ『燦々』 / NNFC-03(2019/9/18)
まずCDジャケットが素晴らしいです。店頭に並んでいると必ず目を引きます。もちろん曲も良いです。ほかのシンガーソングライターとは一味も二味も違います。なんだか懐かしい感じがするけど古くはなく、温度や色を感じることができる2010年代最後の名盤だと思います。(タワーレコード 橿原店 吉岡茜)
これが2010年代最後の年にリリースされたという、なんとも言えない時空を忘れたような感覚にはただ酔うしかなく、この温度の感じられる空気には抗えない。粒の揃ったメロディにそこを最大限に活かすサウンドとこの声、はある意味レイドバックなのだけれど20年代に向けてこの世界観が向けられるのは幸せなことだと、そう思うのであります。(フタバ図書サウンドGIGA&TERA福岡代表 大畑亨)
受賞コメント
いろいろな賞よりなぜかトクベツです。すごくうれしい。そして本当に本当に本当にありがとう、という想いです。音楽を続けていきます。続きはコチラ
第12回CDショップ大賞2020 入賞作品
(アーティスト名50音順)

あいみょん『瞬間的シックスセンス』
WPCL-12996(2019/2/13)
瞬間的に生まれた世界観の暴走、分裂、融合そんな風に細胞を駆け巡る楽曲に溢れた1枚です。情報が浮かぶ歌詞にも思いを馳せ、女性にどっぷりと浸かって抜け出せない。彼女の魅力を表す言葉があるのなら教えて欲しい!彼女のことを説明するのは地球上どの言葉を使っても足りません。“よく分からないけど好き”が最強なんではないでしょうか!?(TSUTAYA 金沢店 中塚笑奈)
老若男女問わず受け入れられる楽曲のセンス、思わず口ずさみたくなるメロディ、また聴きたいと思わせる大衆性などJ-Popの王道要素を兼ね備えた1枚。久々に出てきた本格派シンガーソングライターが生み出した渾身のアルバムだと思う。(山野楽器 辻堂店 萩谷翔太)

小沢健二『So kakkoii 宇宙』
TYCT-69163(2019/11/13)
2019年マイベストソングは『彗星』です。何度も聴きたくなるような中毒性があり、奇天烈なリズムをついつい口ずさんでいました。アルバム1枚通して小沢健二の人柄がわかるような人間味あふれる名盤だと思います。(タワーレコード 池袋店 鈴木聡一郎)
新アルバムを聴ける日が来るとは…なんと13年ぶりのリリース。まず伝えたいのは手軽に聴けるサブスク全盛の今、良い意味で狂気を孕んだデザインを持つこのCDを「物」として、ぜひ手元に置いて欲しい。ショップ店員としてこんなにも変わった形の帯(本でいう背の部分の印刷物)は初体験だし、とびきり洒落た歌詞カードのセンスには脱帽した。見ればわかる、デザイン全体が只事ではない。ジャケット写真は本人の愛息ということからも判るように内容は超私的で親密なメッセージを投げかけてくる。豊富な海外生活を経た目線で物事を多角的に捉えながら、混沌とした現代と向き合う鍵が隠されているかのようだ。90年代に佳作を連発したメロディセンスはさながらに磨かれ選ばれた言葉の数々は、聴くほどに身体に沁みわたる。CDを見て触って聴いて、まさに五感で感じるに相応しいアルバム。(HMVイトーヨーカドー宇都宮 中野陽子)

King Gnu『Sympa』
BVCL-930(2019/1/16)
ライブハウスのステージでメガホン片手に歌うバンドを見たとき、確実に新しい時代が来たなと思いました。令和の音楽シーンはもうKing Gnuからスタートしたといっても過言じゃない!バンドサウンドとしてのまとまりがありながら、ひとりひとりの個性が際立ちまくってます。どの曲もシングルカットできそうな完成度の高いアルバム!ロック好きもクラブミュージック好きもすべての音楽好きに届いてほしい一枚。(ディスクユニオン 町田店 小川侑里)
圧倒的にサウンドがかっこいい!初めてこのアルバムを聴いた時に感じた素直な印象です。1曲1曲のクオリティが高いのはもちろん、インタールードを盛り込むことでアルバムとしての完成度を高めており、このアルバムをランダムではなく曲順通りに聞いて欲しいという聞き手へのメッセージも受け取ることができます。今作で彼らの音楽に共鳴し、シンパとなった人も多いはず!ヌーの群れが今後J-POPの中でどのような広がりを見せるのか非常にワクワクしています。(TSUTAYA LALAガーデンつくば店 榎恭輔)

THE YELLOW MONKEY『9999』
WPCL-13119(2019/4/17)
2019年1番聴いたアルバムは間違いなくこのアルバム!ずっと聴いてても全然飽きない!何周も何周も聴いていられる作品!イエローモンキーをまだ聴いたことがない人(特に洋楽好き!)にも是非聴いて欲しい本当にお薦めの1枚!(タワーレコード 渋谷店 南美貴)
再集結後に生まれた名曲を引っ提げての全国ツアー、進化を遂げた彼らの、ソリッドで、重厚で、「歌」の世界に引き込まれるそのすべてに、どの曲を聴いても伝わる音楽への感謝と愛。このアルバムはとにかくすごく、愛おしい。(山野楽器 成城コルティ店 五十嵐壮之介)

サカナクション『834.194』
VICL-65194〜5(2019/6/19)
サカナクションの音楽をはじめとする様々な活動は、いつも新しいものを見たときの驚きとともに、一見するとよくわからないもののように感じられたかもしれません。6年という時を経て完成した『834.194』は、そんなアーティストとリスナーの「距離」が結ばれた、一切の妥協のない傑作になっています。2枚のCDで、東京と札幌という2つのルーツと我々リスナー、まさにそんな「距離」を丁寧に描くように歌っています。(タワーレコード 名古屋近鉄パッセ店 阿部豪太)
前作から6年もの間に練りに練られた楽曲たちが生み出す世界観がたまらない。発売前にアルバムのコンセプトを伝えるサラウンドライブもとても面白いと思った。これぞサカナクション的な1枚だ。(コーチャンフォー 北見店 安藤雄大)

椎名林檎『三毒史』
UPCH-20513(2019/5/27)
つまらない日にも、一切合切未定の自由な日にも、幸にも不幸にもどのような一日にも(人生にも)寄り添い、側に居てくれる。言葉と音楽が詰まっています。云うなれば、それは愛。(タワーレコード くずはモール店 濱口好美)
人の真髄を深く探るような、そしてその過程で気付きを得られるようなアルバムだと思いました。一生大事に聴きます!このアルバムを聴くたびにまた新しい気づきとエネルギーと支えを貰えるんだろうな。是非たくさんの方へ、この中の大切な魂が必要な人に届きますように。(ミュージックプラザインドウ 相原真子)

スピッツ『見っけ』
UPCH-2194(2019/10/9)
少年のまなざしはそのままに、優しくて切なくて、そして、まがって尖った傑作。(ペット・サウンズ・レコード 武蔵小山店 森陽馬)
結成30周年、鳴り続ける音はスピッツである事に変わりはないのに、常に新鮮。いちの時代にもスピッツの音が愛されていてそれはやはり今作でも変わらない。あなたの胸に響く音を『見っけ』られるはずなので、推薦します。(タワーレコード 名古屋パルコ店 山田祐介)

sumika『Chime』
SRCL-11066(2019/3/13)
sumikaらしさはなくさぬまま、前作では出会えなかった新しい彼らを知ることができたアルバムでした。タイアップも知名度も留まるところを知らない末恐ろしいバンドです。誰が聴いてもオススメしたい1曲が見つかるアルバムになっていたと感じたので推薦させていただきました。(HMV & BOOKS HAKATA 則元祥絵)
このアルバムは、何気ない日常を特別にしてくれるパワーを持っています。sumikaといえば!なポップで心躍る曲、美しい情景がキラキラと浮かぶバラード、楽器隊のセンスが光るアダルティなナンバー…。カラフルな絵の具たちがパレットで躍り出し、私たちの生活を豊かにする魔法をかけてくれるのです。まだまだ、もっと多くの人にこの魔法を伝えたいです。(新星堂 下関店 片山奈々)

DYGL『Songs of Innocence&Experience』
HEC-006(2019/7/3)
ごく単純に、最高に音がかっこいい。聴いていて非常に気持ちがいい。音楽を人にオススメする理由として、これに勝るものはないだろう。聴くときにひとつだけお願いがあって、少し大きめの音で聴いてほしい。そうすれば、すみずみまで楽しめる。新しい作品が楽しみだ。(HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎)
流行り廃りは関係ない。いつだって僕らの胸を熱くさせるのは、この作品のようなロックンロールアルバムだと感じました。Bad Kicksかっこよすぎ!!(HMV グランフロント大阪 濱畑玲)

Tempalay『21世紀より愛をこめて』
PECF-3234(2019/6/5)
年間を通してダントツで良い意味で変なアルバム。こんなに奇妙な音が作れるなんて流石Tempalay。1曲目にはアルバムタイトルソングが流れ、2曲目、“のめりこめ、震えろ”では摩訶不思議な転調で惑わされる。聴いてるだけで異世界にいきそうになる不思議な感覚。アルバムタイトルである“21世紀より愛をこめて”。ラストソングは“おつかれ、平成”。彼らにとってこのアルバムは22世紀に向けたタイムカプセルのようなものなのかもしれない。難しいだろうが、22世紀になってからもう一度聴きたい。(HMV イオンモール岡山 平井杏奈)
奇妙で、CDを買って聴いてからずーっと耳に残っているアルバム。「21世紀より愛をこめて」というタイトルですが、聴いてるとこれは過去からの音楽か未来からなのか一瞬わからなくなる。言葉遊びに富んだリリックと広がりのあるメロディー、重なるコーラスの美しさ。平成から令和へ変わるタイミングでのリリースと、なんだか完璧なアルバムだと思います。(タワーレコード 盛岡店 菅原文香)

長谷川白紙『エアにに』
MMCD-20032(2019/11/13)
大衆受けするような音楽ではないが、それを知ったうえでCDショップ店員的には衝撃的で、ノミネートされるほどに印象的であったことに共感を持ちました。これからの音楽のありように大きく関わる一枚だと思います。(HMV 栄 鈴木健史)
この一枚、天才の所業と言わずして何と言う?リズムの構成、音選び、アートワーク…これら全てがこれまでの音楽的な常識を解体していくような挑戦的な選択の上に、スリリングに成り立っている。これからの音楽シーンへの期待を込めて推薦致します。(タワーレコード 北花田店 伊藤博明)

パソコン音楽クラブ『Night Flow』
PSCM002(2019/9/4)
イマドキのようでどこか懐かしいサウンドに、切なく響く歌詞。2020年彼らの音楽が多くの人に届きますように。(HMV イオンモール伊丹 鵜飼孝輝)
奇妙でありアンビエント。ローファイな美しさ。懐かしきテクノ臭プンプン香る、なんとも心地よい音。この感じ…たまらなく好きです。今作『Night Flow』、前作とはまた一味も二味も違う深い深い味わいに。哀愁漂う都会的なポップさ、ノスタルジックなDTMにどっぷり浸かれる癒しのミュージック。本当に素晴らしい作品です。ゆったりと刻々と進む日常を、この音楽と共に過ごしたい。(HMV イトーヨーカドー宇都宮 西村祐紀)

BiSH『CARROTS and STiCKS』
AVCD-96303(2019/7/3)
彼女たちをテレビ番組で見かける度、ライヴを観る度、何なら映像や音源を聴いている時でさえ、「いけ!ぶちかませ!」と思って観てしまう。それはおそらく彼女たちのパフォーマンスや作品に嘘がなく、表現力やテクニックと同じくらい、もしくはそれ以上に、曲に込めるエモーションを重視しているからだろう。それがゆえに期待してしまう。今日、今、この瞬間、彼女たちが自分の過去最高を超えて、観ている人たち全員の心に届き、浄化し、救うような圧倒的パフォーマンスが観れるのではないかと。テレビの露出も増え、ようやくブレイクを果たしたと言ってもよいところまできたが、こんなもんじゃないだろう。このアルバムだって、名曲「オーケストラ」や「プロミスザスター」、「NON TiE-UP」等の名曲群をも凌ぐ最高傑作だと思っているが、数年後にはこれさえも序章に過ぎなかったと言われる日が来ることを確信している。(ディスクユニオンJazzTOKYO 山田竜輝)
BiSHの静と動がバランスよく散りばめられ、彼女たちの「今」を感じられる1枚。2019年メディアのフェスで一気に躍進したBiSHから目を離せません!「気になる存在」だった彼女たちをはじめてみたフェスでの「遂に死」。一瞬で心奪われました!(タワーレコード ららぽーと甲子園店 岡田まどか)
各賞受賞作品(部門賞)

洋楽賞
ビリー・アイリッシュ『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』 / UICS-1350 (2019/3/29)
一般的(世界的)には10代代表、 10代共鳴的な評され方ですが、その音楽性は世代を超えているかと。CD専業店ではなく、複合ショップでの実績がそれを証明しています。良い音は良い!を実感させてくれた一枚です。(平安堂 物販事業部 秋澤加代)

洋楽特別賞
TOOL『Fear Inoculum』 / SICP-6231 (2019/12/13)
実に13年ぶりのリリースとなったTOOLの最新作は10分超えの楽曲が連なる、CD収録時間の限界まで詰め込まれた圧巻の全7曲。彼ららしく細部に到るまでこだわりを感じさせる特殊極まりないアートワークを眺めながら聴く、ヘヴィネスと美しさが見事に融合された不動のTOOLワールド。彼らにしか生み出すことのできない唯一無二の音楽体験を与えてくれる本作に特別賞を贈ります。(タワーレコード株式会社 商品本部 洋楽部ROCK/POP/SOUL 加藤 知也)

クラシック賞
河村尚子『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集1 悲愴&月光』 / SICC-19041 (2019/04/10)
2020年のベートーヴェン生誕250年迎えるに当たり、厳選した14曲を演奏する『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクト』を行い録音された1枚。これまで数多くのピアニストによる録音がある中、彼女の美しく躍動するピアノに感動を覚え、新たな衝撃を与えてくれたアルバムでした。既に第2弾が発売され、2020年には後期作品を収録した2作の発売予定があり、計4作となるプロジェクト。ベートーヴェンのメモリアル・イヤ ーがより楽しみになります。(タワーレコード 商品本部 中川浩淳)

ジャズ賞
ADAM at『トワイライトシンドローム』 / VICL-65211 (2019/6/19)
浜松から全国へ躍り出たインスト・バンド、 ADAM atは、現行J-JAZZシーンを牽引する人気バンドです。JAZZという名の境界線を軽やかに越えて行く、そのポップでロックでダンサブルなサウンドは、実はボッサやスカ、そしてテクノなど多彩な音楽性にも溢れています。受賞作『トワイライトシンドローム』もそうした多面的な魅力が全開した作品で、ライヴやフェスなどで多くのリスナーを虜にする音楽がギュッと詰まっています。(タワーレコード 商品本部 千葉広克)

ジャズ賞 特別賞
渡辺貞夫『SADAO 2019 – ライヴ・アット・ブルーノート・トーキョー』 / VICJ-61782 (2019/12/4)
日本が世界に誇るサックスプレイヤー、渡辺貞夫さん。昨年の8月にブルーノート東京で行われたライブは、ジャズドラマーの重鎮、スティーヴ・ガッドと26年ぶりに共演。またベーシストにジョン・パティトゥッチ、ピアニストにラッセル・フェランテとスペシャルなメンバーで繰り広げたプレミアムなライブをこの1枚に収録。永遠に感動を呼ぶ素晴らしい名盤です。作家の村上春樹さんが執筆したライナーノーツにも注目です。(山野楽器銀座本店4F 石井瑠美)

歌謡曲賞
市川由紀乃『雪恋華』 / KICM-30903 (2019/1/30)
昨年は新歌舞伎座での初座長公演を堂々勤め上げ、年末の日本レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞、本当に2019年の由紀乃さんは演歌界の最高の貢献者と言っても過言ではありません。老若男女問わず幅広いファン層に支持されているのは、もちろん歌声そのものの素晴らしさですが、その温かい人柄がCDから、テレビから、舞台からしっかり伝わっているのもありますよね。2020年もより一層の飛躍をしていただくために、微力ですが精一杯応援させていただきます。(株式会社ワンダーコーポレーション エンタテイメント事業本部 音楽映像企画グループ 保倉一秋)

ライヴ作品賞
NUMBER GIRL『LIVE ALBUM『感電の記憶』2002.5.19TOUR『NUM-HEAVYMETALLIC』日比谷野外大音楽堂』 / UICZ-4458 (2019/7/24)
2019年最大の事件!! NUMBER GIRL再結成!! ということで、この1枚は外せません。結果的に最後のスタジオアルバムとなった「NUM-HEAVYMETALLIC」リリース直後の野音公演。この半年後に突然の解散してしまうわけですが、後のインタビュー等からうかがい知る当時の心情や関係性だったり、その後の各メンバーの活動、そして17年後の奇跡の復活!!とそこに至るまでのドラマを知っている今、ラストライブ音源「サ ッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」とはまた違ったキワキワを味わえる貴重なライブ盤!!(株式会社TSUTAYA 早川尚志)
地域ブロック賞作品

北海道ブロック賞
爽『Runaway』 / EGGS-040 (2019/5/15)
今年、Eggs主催ドコモショップPR動画タイアップオーディショングランプリを受賞した爽さん。2020年には拠点を札幌から東京へ。 優しく、強く、そっと背中を押してくれる歌声は美しい。カラフルにもモノクロにも。色んな表情のある楽曲はどれも素晴らしいです。(玉光堂パセオ店 佐藤有里)

東北ブロック賞
RINGOMUSUME(りんご娘)『FOURs』 / RMCD-1015 (2019/3/19)
全国的に人気の王林が所属する、青森は弘前のご当地アイドルの3rdアルバム。サウンドプロデュースは数々のアーティストの楽曲制作に関わる多田慎也。今までの初々しいりんご娘に、より洗練されたサウンドが加わり、別次元へと飛躍したこれからのキャリアのキーとなる1枚。(タワーレコード下田店 附田 進)

関東ブロック賞
ドミコ『Nice Body?』 / RED-0012 (2019/2/6)
これ、本当に2人でやってる!?思わずそう疑ってしまうほどのオルタナ、インディーロックの格好良さが極まった傑作‼ガレージロックが弾けるエネルギッシュな“ペーパーロールスター”、ゆらゆらでヨレヨレが心地良くトリップする“服をかして”など進化、深化するサウンド含めいろんな意味でドミコの真骨頂。海外で活躍する…いや、こんな格好良いバンド世界中でドミコだけでしょ!(タ ワーレコード渋谷店 宇野 文美)

甲信越ブロック賞
NO BRIGHT GIRL『HAPPY』 / PECF-3229 (2019/4/3)
松本発、全世界行!ポップでキャッチーなサウンドに、火傷するほど熱いライブで注目のバンド「NO BRIGHT GIRL」の1stEP。この波に乗り遅れないよう、今すぐチェック!(バンダレコードライオン堂 内藤 謙)

北陸ブロック賞
tonari no Hanako『切ったら、空』 / RACE-0001 (2019/6/12)
拗れた故の切ないけど温かい世界観と、いい意味ですんなりと聴かせてはくれないメロディーラインに中毒者続出!TSUTAYA金沢店でインストアライブを行った際は、独特の物語調の歌声に聞き入る方がどんどん増えていき、これが音楽の力なんだ、と非常に感動した一夜でした。また、このCDは彼女自身が1枚1枚手作りしたパッケージです。是非、手にと っていただきたい宝物のような作品です。もがいたから見える優しい世界に是非、触れてみて下さい。(TSUTAYA金沢店 中塚 笑奈)

東海ブロック賞
Suspended 4th『GIANTSTAMP』 / PZCA-86 (2019/7/24)
2013年結成、名古屋・栄のストリート出身の4人組バンド、Suspended 4thファースト・ミニアルバム!リードトラックとなる「GIANTSTAMP」を始め「ストラトキャスタ ー・シーサイド」など、高い演奏力に裏打ちされた強力無比なバンドサウンド、メロディアスなヴォーカルと印象的なリフはデビュー作とは思えない完成度を誇る傑作。これからの成長も期待できる、末恐ろしいバンドが名古屋から登場したことは驚愕であるとともに、名古屋の音楽シーンに一石を投じる大きな意味を持つ作品だといえる!(タワーレコード名古屋パルコ店 藤瀬 雅文 )

関西ブロック賞
ドラマストア『DRAMA STORE』 / LADR-022 (2019/4/10)
関西発正統派ポップバンド、セルフタイトルを掲げ結成からの全てを詰め込んだフルアルバム。長谷川海の毎曲文字を追いたくなるくらいに惹き込まれる歌詞、王道の中に意外性のあるアレンジを織り込んだ楽曲はまさに新世代のポップミュージック。それぞれ違う表情を持つ全11曲は何気ない日常を物語に、聴く人を主人公に変える魔法の音楽。まだドラマストアを知らないと言わせたくない1枚です。(タワーレコード梅田大阪丸ビル店 宮原 陽平)

中国ブロック賞
H!dE『STORIES』 / TKCA-74755 (2019/1/23)
岡山県倉敷市出身のシンガーソングライターH!dE、初のオリジナルアルバム。東京を拠点に活動していましたが心機一転2020年より地元倉敷を拠点に。ワンマンツアーも行う中、ストリートも全国的に行っています。嘘のない「うたものがたり」を優しく伸びやかな声、心地よいメロディー、人柄すら垣間見える一途な言葉で紡ぎ、多くの女性から支持を受けています。ハッピーな1日のBGMにピッタリな1枚です。 (家元電器 家元泰子)

四国ブロック賞
LONGMAN『Wish on』 / AICL-3786 (2019/11/6)
四国・愛媛が生んだ新たなロックスタ ー!一度聴けば耳にこびりつくグッドメロディを量産する“LONGMAN”が満を持してリリースするデビューシングル「Wish on」。2020年2月には待望のメジャー1stアルバム発売も決定しており、今後のロック界隈を席捲しそうです。(デュークショップ高松店 宮下大介)

九州ブロック賞
NYAI『HAO』 / NYAI-002 (2019/7/3)
アジアのリヴァプール、と言われて久しい福岡のシーンにおいてNYAIの鳴らす音は懐かしいような、それでいてちゃんと新しくてその沸点の低いような高いような佇まいも相まってカオスな感じもありPOPでありながらやっぱりROCKなところがとても頼もしくて。何が言いたいかっていうと『たまらなく好き』ということなんです。(フタバ図書サウンドTERAイオンモール福岡 大畑 亨)

沖縄ブロック賞
HoRookies『HoRookies』 / YDLR-1001 (2019/9/11)
メンバー全員が個性的なボーカルをしていて、その歌には前向きな歌詞があり、その楽曲には、さわやかなコーラスと様 々なメロディー要素が聴きやすくまとめられています。(高良楽器店 仲村 亜希子)
ミュージックジャケット・クリエイティブ賞
CD ジャケットを顕彰し、音楽パッケージ商品の魅力の訴求と、音楽文化の継承と発展に寄与したいという思いから、2018 年度の第11 回より創設いたしました。この賞の特徴は、制作に関わるクリエイターに賞を授与することです。選考対象は、2019 年 1 月1日~12 月 31 日迄に発売された国内制作の『音楽CD』です。エントリー作品の中から、CD ショップ店員や音楽業界関係外のクリエイティブディレクターなどが審査し、大賞ほか受賞作品を決定します。

選出作品
森口博子『GUNDAM SONG COVERS(スペシャルパッケージ)』
表紙イラスト:ことぶきつかさ / デザイン:67531 グラフィックス
審査員コメント
ガンダムの中でもロボットも、登場人物も、曲も、Z ガンダムが一番好きなので、単純に「聞きたい︕」と思いました。パイロット姿の森口さんもステキです。

選者プロフィール
北野篤
博報堂ケトル所属。最近はBEYOOOOONDS さんなどハロプロさんのMV やジャケなどの企画を担当しています︕

選出作品
テイラー・スウィフト『ラヴァ― ジャパン・スペシャル・エディション(初回限定盤)』
デザイン:ユニバーサル インターナショナル 小林祐一/竹野竜治
審査員コメント
激動と混乱の2020 年、軽やかにジャンルの壁を超えて、明るく笑うことのできるテイラー・スウィフトは強い。挑戦的なエレクトロを採用した前作を経て、聴く者をエンパワメントし、包むポップさを全面に打ち出した本作は、実力とクレバーさがあってこそという本物のディーバだけが持つ凄みを感じさせる。その自信は、自身のことを歌いながらも共感を誘うソングライティング力のさらなる飛躍にも裏打ちされているのだろう。だからこそ、このジャケットに帰結するのだ。小手先の表現はいらない、ただあなたがそこに立ち、堂々と存在すればいい。

選者プロフィール
桑原亮子 Ryoko Kuwahara
「EYESCREAM」副編集長を経て、2013 年9月よりカルチャーWEBマガジン「NeoL /ネオエル」を立ち上げ、独自のコンテンツを送り出している。15 年以上の編集としてのキャリアを持つ他、CS 「foodies」にて食番組のプロデュースを務め、スカパーアワードを受賞。百貨店「ヒカリエ」のタブロイドのプロデュースや、子連れ限定ディスコ「KID’S DISCO」のオーガナイザーなど、多方面にて活躍。
www.neol.jp

選出作品
山内彰馬『muse』
審査員コメント
ふと今の自分の心が重なった。私は幼い頃からプールが好きだ。大人になってもストレスが溜まると市民プールに泳ぎにいく。今は仕事でなかなか行けないが、旅行に行けばプールのあるホテルに泊まってお酒を飲みながら一日中水の中を浮いている。水の夢をよく見る。それは「秘密がある人が見る」と言われている。なぜなんだろう︖と思ったけど、水の中にいればほとんど誰かわからないし、赤ちゃんの頃なんて、この先なにが待っているかわからない水の中で浮いていた。水は生まれる前から一緒にいて、可能性と言う秘密をたくさん握っている。この一枚は、彼が可能性の中へ飛び込んでいく姿に見えた。「もっと大人に。」彼が大人になって見つけた泳ぎ方で歌った歌を、もっと聞きたいと思った。

選者プロフィール
くらたまみ(倉田茉美)
イラストレーター・作家作品 ゲッターズ「飯田開運レッスン2」表紙挿絵ゲッターズ飯田「開運Letter」 表紙・挿絵個展 2019 年「素直展」出演 バチェラー ・ジャパン シーズン2他、ラジオテレビなどでもマルチに活動中。
第12回CDショップ大賞2020 最終投票
選考基準
入賞全15作品の中から、メジャー、インディーズを問わず、CDショップの現場で培われた目利き耳利きを自負し、選考に際して個人的な嗜好に偏る事なく、店頭から全国に向けて発信出来る様な“本当にお客様にお勧めしたい”作品を“大賞”として選出します。
実施概要
11回目よりCDショップ大賞は2つの賞を大賞として選びます。
①何回でも聴きたい素晴らしい作品=♯神アルバム(と呼べるような作品)<赤>
②新人の中で素晴らしいアルバム。店頭から全国に向けて発信出来るような賞をきっかけにブレイクが期待される“本当にお客様にお勧めしたい”作品<青>
・投票方法の変更はありません。
・1人1作品投票していただきます。それぞれ上位2組を上記<赤>と<青>に選出します。
・その他、部門賞、地方賞はそれぞれ別途選考を行います。
投票期間
2020年1月8日(水)〜1月16日(木)
投票資格者
新譜を扱うCDショップの店員(アルバイト、パートも含む)
投票方法
以下の方法で投票期間に投票が行えます。
WEB: 投票期間中、当ページよりアクセス可能です。
携帯: 投票期間中、当ページよりアクセス可能です。
FAX: 投票期間中、投票用紙を当ページよりダウンロードの上、FAXでの投票が可能です。
*投票する作品へのコメントは(任意)とします。(コメント大賞はノミネート投票時のコメントから選出します。)
*ニックネーム、アカウント名等、本名以外の投票は無効とします。
*投票は一人1作品までとします。
最終投票は下記、入賞全15作品の中から1作品を選んで投票ください。(アーティスト名五十音順)
あいみょん『瞬間的シックスセンス』
THE YELLOW MONKEY『9999』
小沢健二『So kakkoii 宇宙』
Official髭男dism『Traveler』
カネコアヤノ『燦々』
King Gnu『Sympa』
サカナクション『834.194』
椎名林檎『三毒史』
スピッツ『見っけ』
sumika『Chime』
Tempalay『21世紀より愛をこめて』
DYGL『Songs of Innocence&Experience』
長谷川白紙『エアにに』
パソコン音楽クラブ『Night Flow』
BiSH『CARROTS and STiCKS』
大賞その他賞発表
第一部
大賞及び各受賞作品の発表
日時: 2020年3月12日(木)
会場: 北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2-8-18)
第二部
CDショップ大賞 Special Llve式
日時: 2020年3月12日(木)
会場: Flowers Loft(東京都世田谷区北沢2-24-5 SHIMOKITA FRONT B1)
CDショップ大賞概要
CDショップ大賞は、全国のCDショップ店員の投票だけで選ばれる年に一度の賞です。メジャー、インディーズを問わず、CDショップの現場で培われた目利き耳利きを自負し、選考に際して個人的な嗜好に偏る事なく、賞をきっかけに店頭から全国に向けて発信出来るような本当にお客様にお勧めしたい”作品を“大賞”として選出していきます。CDショップ大賞をはじめ様々な賞を通して、新しい才能、素晴らしい作品、そして誰かの人生を変えてしまうかもしれない作品を、伝え届けることを目指します。
CDショップ店員が「行かなきゃ 会えない 音がある。」というスローガンのもと、一般の音楽ファンの方々に素晴らしい作品やアーティストとの出逢いをもたらすような賞でありたいと考えています。
その他の賞
[1]コメント大賞
第11回より実施。素晴らしいコメントは賞のいかんに関わらず、CDショップ店員が推す作品の熱いコメ
ントで正に一番“買いたい”と思ったコメントを先日のノミネート(入賞)作品投票時のコメントより、各分野の第一線で活躍されている方々に審査員となっていただき選出し、表彰します。最終投票時はコメントは必要ありません。
[2]POP大賞(任意)
CDショップ店員が作成した優秀なPOP作品はPOP大賞として賞を授与します。
入賞作品の作品展開写真をお送りください、授賞式時に会場に展示し一般投票も行います。要事項をメール本文に明記の上、POP写真を添付してお送りください。
①店舗名、②氏名、③連絡先、④POP写真(jpeg)
送付先:info@cdshop-kumiai.jp
[3]ミュージックジャケット・クリエイティブ賞(任意)
第11回より実施。音楽パッケージの魅力としてのミュージックジャケットについて、各レーベルまたは各ショップより任意にエントリーされた作品の中から、思わず手に取りたくなると思った「ミュージックジャケット」を選出していただきました。ミュージックジャケットの製作者、クリエイティブに携わっている方が受賞対象となります。素晴らしいミュージックジャケットは賞のいかんに関わらず表彰します。昨年1年間に発売された音楽作品の中から推薦したい素晴らしいジャケット作品があれば下記まで必要事項をメール本文に明記の上、お送りください。
①店舗名、②氏名、③連絡先、④アーティスト名、⑤タイトル名、⑥選考理由
送付先:info@cdshop-kumiai.jp
[4]音楽本大賞(任意)
第12回より実施。昨年発売された音楽、インタビュー・対談・評伝・評論、ノンフィクション、物語、小説を対象とします。教則本や雑誌は除きます。音楽への接し方は様々。音楽をテーマにした優れた本もたくさん紹介されています。「聴く」を益々楽しくさせてくれる音楽の本を選びます。推薦したい音楽本があれば下記まで必要事項をメール本文に明記の上、お送りください。
①店舗名、②氏名、③連絡先、④本のタイトル、⑤作家名、⑥出版社名、⑦選考理由
送付先:info@cdshop-kumiai.jp
その他お問い合わせ先
全日本CDショップ店員組合 CDショップ大賞実行委員会 事務局
TEL03-3499-5635 FAX03-3499-3117
cdshop-taisho@cdshop-kumiai.jp
〒106-0031 東京都港区西麻布4-16-7 ハウス西麻布201
NPO法人ミュージックソムリエ協会