Q1:「ANTENNA」の収録曲は本当にバラエティに富んでいますが、一つの曲でもCD・WEB・TV・LIVEなど聴く場面によって印象が変わります。レコーディングの段階から、今後の展開について想像したり意識していたことはありますか?
創り上げる段階からかなり明確に意識をします。例えばLIVEではどんな風なシーンを作れるだろうか、どんな作用があるのか。タイアップ曲は特にTVでどんな風に歌唱し、どのように世間に走っていくのか、雰囲気も含めたビジョンを頭の中で想像しながら制作を進めています。
Q2:「ANTENNA」のアートワークがとても素敵で、重なり合う色やモチーフに意味があるように感じます。リリース前からジャケットの一部が少しずつ出され、SNSでは様々な考察が繰り広げられていました。
コンセプトや伝えたいことなど、”ご想像におまかせ”でなければ教えていただけますでしょうか?
「とにかくカラフルなもの」「真ん中にシンフォニックな象徴となる塔のようなオブジェ」
というのは初期構成の段階でもうイメージがありました。
カラフルな色は人の情緒や喜怒哀楽、自分が自分を象る基準となるものを表しています。全ての人の性分や性格に寄り添えればいいなという想いからです。
Q3:昨年はアリーナツアーに初のドームライブ、年末にはレコード大賞受賞にNHK紅白初出場をはたし、今や幅広い年齢層から愛される国民的バンドとなっていると思います。今後の展望や挑戦したいことはありますか?
意思を持って10周年というタイミングで様々な経験が出来たことを心より感謝しています。が、まだまだ創りたいものがあり、僕たちはきっと一生満足しないのだろうなと強く感じた一年でした。
自分達がまずワクワクできるものをこれからも創り続け、様々なアプローチも含め魅せていきたいです。
Q4:CDショップの展開をはじめ、街中でMrs. GREEN APPLEの広告を見たファン(JAM’S)がSNSに拡散していたりしますが、メンバーの皆さんもそういった宣伝活動を見かけることはありますか?
もはや我々の功績はJAM’Sが掴み取ったものと言っても過言ではなく、本当に日頃から感謝の思いで一杯です。
まず聴いてくれる人、見てくれる人が居なければ僕たちは何も発信することが出来ないので 一緒に今のMrs. GREEN APPLEをつくり上げてくださっています。
(インタビュアー ディスクユニオン 営業部 森田 里香)